赤ちゃん猫の育て方と飼い主さんがするべき5つの事

飼い猫が赤ちゃん子猫を出産したら、どうすればいいのか不安になりますよね。

私も以前、妊婦の猫を保護し、自宅で4匹の子猫を産んでくれたことがありました。

赤ちゃん猫はとても可愛いのですが、始めは何をすればいいのか分からず、かなり困った覚えがあります。

猫たちが成長した今、その時を振り返って「あの頃こうしておいて良かった」ということを5つご紹介します。

赤ちゃん猫の時に飼い主がすべき5つのこと

生まれて間もない赤ちゃん猫、これから順調に成長していくためにも、この時期に飼い主さんがしておくべきことがいくつかあります。

具体的には、

①生後3週目までは母猫のサポートにまかせる
②水の飲み方、トイレのしつけをする
③ミルクからキャットフードへ徐々に切り替えていく
④去勢・避妊手術をする
⑤室内飼いで育てる

ことです。

①生後3週目までは母猫のサポートにまかせる

うちの猫は、我が家の押し入れの奥で子猫たちを出産しました。

1匹ずつ、子猫たちが無事に産まれるのを確認はしましたが、子猫にはあまり触らないようにしました。

生後3週目辺りまでは母乳を飲んでいるので、子猫たちも押し入れから出てくることはほとんどありません。

この時期は、母乳がしっかり出るよう、母猫の体調や食事面でのサポートが大切です。

 

②水の飲み方、トイレのしつけをする

生後数週間たち、離乳の頃には子猫たちは母猫の元を離れる時間が増えます。

このころから動きも活発になってきて、部屋の中を歩き回るようになるのでトイレのしつけをする必要があります。

猫は、基本的にトイレの覚えがとても早いので苦労しない方も多いはず。

子猫のおしっこの臭いがするものを猫用トイレに置いて、子猫に臭いをかがせ、ここがトイレだと教えればすぐに覚えます。

そして、子猫がいつでも水を飲むことが出来るようにしてあげましょう。

水飲み場をセッティングし、うまく誘導して子猫に覚えさせましょう。

お留守番をさせる準備にもなりますので、この2つのしつけはお早めに。

 

③ミルクからキャットフードへ徐々に切り替えていく

最初はミルクばかりだった子猫ちゃんの、成長とともい少しずつキャットフードに慣らす必要があります。

早い子だと生後3週間くらいから少しずつ切り替えを行っていくケースもあります。

慣らす順番は、

・ミルクに少しずつフードを混ぜる
・ウェットフードでフードの感覚に慣らす
・ドライフードに切り替えていく

のがやりやすいですね。

最初はどうしてもフードになれず、なかなか食べない子もいるかもしれませんが、焦らず少しずつ慣らしていけば問題ありません。

生後6ヶ月になると、子猫の体は大きく成長し、歯のほとんどは永久歯に生え変わってきますので、ドライフードでも問題なく食べられるはずです。

ウェットフードを与え続けてもても良いのですが、永久歯に生え変わったこの時期からはドライフードをカリカリと食べさせることが歯にも良いと感じています。ウェットフードが好きな猫は歯垢が多くなってしまうので、虫歯になりやすいです。

永久歯が生えそろうまでには、ドライフードで慣れさせるように工夫していきましょう。

関連記事:子猫にウェットフードを与える4つのメリット

 

④去勢・避妊手術をする(希望する場合のみ)

生後6ヶ月頃に、発情期に入る猫もいます。

繁殖を希望しない飼い主さんは、猫が発情する前に去勢・避妊手術を必ず受けさせましょう。

オス猫は一度発情してしまうと、家の中でもお構いなく、おしっこをシュッと壁にふきつけるような「スプレー」という行動をします。

これはとても臭いですし、鳴き声も大きくなり、飼い主さんにも手が付けられない状態になってしまいます。

 

⑤室内飼いにする

赤ちゃん猫のうちに、しっかりと室内で育てる習慣をつけましょう。

たまに外に連れていくのはいいですが、中と外を自由に行き来できるようにすると、病気や怪我、事故にあってしまうリスクが高くなります。

家の中でも猫ちゃんが遊べるように工夫するなどしていきましょう。

健康チェックをこまめにしてあげましょう

まだ小さい猫ちゃんは体も弱く、病気になりやすいもの。

そうならないためにも、

・体重のチェック
・目やにや鼻水はひどくないか
・嘔吐や下痢などを頻繁にしていないか

などをチェックしてあげてください。

また、感染症を防ぐためのワクチン接種も考えていきたい時期になります。

近くの獣医さんに相談するなどして、意見を聞いてみるのもおすすめです。

関連記事:子猫のワクチン接種の注意点まとめ

たくさん触って早く人に慣らしてあげるのが仲良くなるコツ

「猫ちゃんと仲良くなりたい!」

という人は、小さいうちからいっぱい猫ちゃんを触ってあげてください。

とある学者の研究でも、生後3週間くらいから人にたくさん触られていた猫ちゃんは、成長しても人が好きでスリスリしてくる子が多いとの報告もあるくらいです。

猫は、もともと人が好きなわけではなく、慣れていくもの。

赤ちゃんのうちから触ることで、飼い主さんに慣らしてあげましょう。

ただし、猫ちゃんには触られたくない場所もあります。

そういったところはなるべく触らないようにして嫌われないようにしたいですね。

関連記事:仲良くなりたい方必見!猫の警戒心を解く方法とは?

まとめ

はじめて子猫を育てるときは、分からないことだらけです。

特に生まれたばかりの子猫は本当に小さいですからね。

育てるうえで大切なのは、「子猫たちを健康・安全に育てること」です。

飼い主さんと子猫が、快適な空間で一緒に暮らせることが一番の理想です。

そのためにも、この2つは外せないことなんです。

子猫を育てるうえで迷った際は、ぜひ参考にしてください。

ラス
ラス

赤ちゃん猫が生まると焦ってしまいますよね。また、生まれたての赤ちゃんをブリーダーさんから引き取る場合も同じです。赤ちゃん猫の時にすべきことは何か・・・ぜひ参考にしてください。

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