子猫にとって、生まれてからの1年は、丈夫な体を作るために大切な成長期になります。
少し大げさな言い方かもしれませんが、この大切な時期にどのような食事を与えるかによって、猫の健康が左右されるといっても過言ではないかもしれません。
ここでは、子猫のキャットフードを与える時期など、子猫の食事についてご紹介していきます
生まれてからの食事の流れ【時期別】
生後0~2週
生まれて間もない子猫は、母猫の母乳またはミルクで成長していきます。
猫が生まれて初めて飲む初乳は、免疫力を高める抗体があり、生後8週間頃まではこの抗体によって病気にかかりにくくなります。
生後2~5週
猫は、生後2週頃から乳歯生え始め、生後5週頃にはだいたいの歯が生え揃ってきます。
とはいえ、消化器官はまだ未発達なため、まだ母乳またはミルクを飲んでいて、1日5~6回子猫が飲めるだけ飲むようになります。
生後5週~6週
だいたいこの頃になると、乳歯がほぼ生え揃います。
そうなったら、いよいよ離乳食のスタート!なのですが、離乳食を始める前に、ミルクをお皿などから自分で飲めるように練習が必要になります。
参考:離乳食はどんなものをあげたらいいの?
子猫の離乳食用の缶詰などを用意した方が便利だと思います。
手作りしてあげたいという方は、もちろんそれでもOK!
湯がいた牛肉・鶏ささみや魚などをミキサーやフードプロセッサーを使って細かくしたものなどがおすすめですね。
あげる回数は3~4回くらい、欲しがる分だけあげてかまいません。運動量の多い子猫ならたくさんあげても大丈夫ですよ。
食いつきの悪い子の場合は、
・離乳食に粉ミルクをかけてあげる
などをすると、くいつきが良くなるかもしれません。
ミルクの臭いにつられて食べてくれることがありますからね。
生後6週~2ヵ月
順調に離乳食が進んでいれば、あごを使って噛む練習のできるものに替えていきましょう。
自分で作って用意する場合は、湯がいた鶏ささみ魚などを包丁で軽く叩いた程度のものを与えてみましょう。
猫用のご飯を利用する場合は、ドライフード(カリカリ)を少しふやかしたものをあげてみましょう。
この頃は、1日3~4回に回数を分け、おやつとして猫用ミルクをあげるといいですよ。
2ヵ月~5ヵ月
生後3ヵ月半くらいまでは、やわらかめのフードを1日3~4回と、おやつとして1回50ccの猫用ミルクを与えてあげましょう。
場合によっては、ウェットフードでも問題ないです。
そこからうまくドライフードに移していくと、スムーズにいくと思います。
関連記事:子猫にウェットフードを与えるメリット
ドライフードのデビューはいつがいい?
子猫のエサをミルクからキャットフードに切り替える時、最初はウェットフードを使われる方が多いと思います。
猫は、生後約3ヵ月半頃から永久歯に変わり始まります。
やわらかめのフードからドライフードに切り替える時期ですが、あごと歯がしっかりした生後5ヵ月頃がよいでしょう。
うまく切り替えるコツは、「少しずつ慣らしながら」変えること。
ウェットフードに慣れた猫ちゃんにいきなりドライフードをあげてもうまく食べられない・食べないことも考えられます。
できれば、ウェットフードに少しずつドライフードを混ぜてあげると食べやすいですよ。
ドライフードはどのようなものをあげたらいいの?
子猫に与えるドライフードは、子猫用のフードをあげるようにしましょう。
子猫用フードは、子猫の成長期の体づくりに大切な栄養がちょうどよいバランスで含まれているのです。
また、子猫用フードは、総合栄養食を選んであげてください。
必要な栄養素がきちんとバランスよく調整されたフードですから、新鮮な水といっしょに与えるだけで健康を維持することができ、安心して与えることができます。
関連記事:子猫のキャットフードの選び方まとめ
カリカリ等のおやつはほどほどにしましょう
成長してきてしっかりフードが食べられるようになると、それに関連して「猫のおやつ」を上げる機会も増えます。
この時注意したいのが、あげすぎないこと。
おやつはあくまでも「ご褒美」などであげるのがベストです。
食べすぎは肥満の原因にもなりますので、気を付けましょう。
関連記事:子猫におやつをあげるタイミングまとめ
まとめ
子猫が生まれてからの1年は、子猫の成長や健康のためにとても大切な時期であり、また、この時期の食事内容はとても重要ですから、特に気をつけてあげたいものですね。
愛猫の健康のために、ぜひ参考にしてみてください。
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