生まれたての子猫がミルクを飲まない時の対処法まとめ

飼い猫に子猫が生まれた時や、生まれたばかりの子猫を拾ってきた時なんかは、「とりあえずミルク」と思う人も多いですよね。

しかし、ミルクを飲んでほしいのに意外と飲んでくれない事も多く、焦ってしまう人もいるのではないでしょうか?

今回は、子猫がミルクを飲んでくれない原因や対処法をまとめてみました。

子猫にミルクを飲ませるとき3つのコツ

生まれたての子猫にミルクを飲ませる場合は、3つのコツがあります。

それは、

①哺乳瓶の口などを子猫の口に押し込まない
②最初は「ミルクをなめさせる」ようにする
③自力で飲めない子猫にはスポイトなどを使う

ことです。

①:哺乳瓶の口を子猫の口につっこまない

子猫がミルクを飲まないと焦ってしまうかもしれませんが、グイグイと子猫の口に哺乳瓶の乳首を押し付けたり、突っ込まないようにしてください。

無理矢理してしまうと、よけいにミルクを飲んでくれなくなってしまう可能性もあります。

優しく、気長に授乳してあげましょうね。

 

②:最初はミルクをなめさせるようにする

子猫にもそれぞれ個体差があるため、最初はうまく飲めない子もいます。

そんな時は、哺乳瓶の乳首の穴から少しだけミルクを出して、なめさせてあげるようにしてみましょう。

元気な子であれば、ミルクが出てくるのがわかって、自分から吸い付くようになるはずです。

 

③:自力で飲めない子猫にはスポイトなどを使う

自分の力で哺乳瓶の乳首に吸い付けない子猫ちゃんもいます。

そんな時は、スポイトやシリンジといった針のついていない注射器などで子猫の口にミルクを運んであげるか、指にミルクをつけてなめさせてあげてください。

スポイトなどで授乳するときは、一気に口の中にミルクを注入するのはNG!

少しずつたらすような感じであげるようにしてくださいね。

ミルクをあげるときは「うつぶせ」にさせましょう

子猫にミルクをあげるときは、「うつぶせ」にしてあげるのがポイントです。

仰向けでミルクをあげると、飲むのをミスって肺にミルクが入るリスクがあります。

子猫の体への負担も、うつぶせの方が少ないんです。

後ろから優しく抱えて膝の上に座らせ、少しずつミルクをあげます。

ちなみに、爪切りするときは「仰向け」で後ろから抱えます。ここも間違えないようにしたいですね。

関連記事:スムーズに爪切りするコツをまとめてみた

子猫が思うようにミルクを飲まない原因とは?

子猫が思うようにミルクを飲んでくれない原因は、主に以下のような事が考えられます。

・子猫の体が冷えている
・子猫用の哺乳瓶を使っていない
・ミルクの温度が下がっている
・授乳前にトイレを済ませていない
・適切な姿勢であげていない

子猫の体が冷えている

子猫の体温が下がると、消化器官の活動性が落ちてしまいます。

そうすると、ミルクを飲まなくなってしまう原因に。体を暖めてあげましょう。

 

子猫用の哺乳瓶を使っていない

子猫用の哺乳瓶や乳首を使ってあげましょう。

生まれたての子猫でも飲みやすいように作られているので、子猫の授乳には必須です

また、哺乳瓶をひっくり返してもミルクが出てこないようであれば、切込みを少し大きくしてあげましょう。

 

ミルクの温度が下がっている

授乳の準備をしている間にミルクの温度が下がってしまうことがあります。

授乳をする直前にミルクの温度が下がっていないか確かめてからあげてみましょう。

手の甲にミルクを垂らして、もし冷めているようなら、人肌に温め直してくださいね。

 

授乳前にトイレを済ませていない

授乳の前にトイレを済ませてあげると、ミルクをよく飲むこともあります。

排せつもあなたの介助が必要になります。

ポンポンと刺激を与えて排せつを促してあげてください。

 

適切な姿勢であげていない

上でも書きましたが、授乳させるときに適切な姿勢は、うつぶせにすることです。

飲みにくい姿勢ではなかなかミルクを飲んでくれないこともあります。

何をやってもうまく飲んでくれない時は動物病院へいきましょう

「どれだけ対処してもミルクを飲んでくれない」そんな時は迷わずに病院に行きましょう。

生まれつきに体が弱く、病気にかかっている場合などはミルクを全く飲まないこともあります。

見た目では分からない先天的な病気は、やはり医師でしか分からないですからね。

また、動物病院でも子猫にミルクを上手にあげるポイントなどを教えてもらえますので、悩んでいる方は一度足を運んでみるといいですね。

関連記事:ペット保険に入る重要性まとめ

まとめ

生まれたての子猫は本当に小さいので、上手に育てることができるのか、不安になることもあるかもしれません。

私は、ミルクを詰まらせてしまったらどうしよう…という不安な気持ちが大きすぎて、乳首を入れるのが浅すぎてうまく飲ませることができませんでした。

生まれたてのうちは不安かもしれませんが、すぐにミルクを飲むようになってくれるはずです。コツをしっかり押さえて授乳してみましょう。

ラス
ラス

私が飼っている子たちが子猫の時も、なかなかミルクを飲んでくれずに苦労しました。猫ちゃんは気分屋なので、こちらがどれだけ焦っても、飲みたい時しか飲まないこともあります。まずは焦らず、落ち着いて優しく授乳してあげるのがいいですね!

>>子猫がキャットフードを食べられる時期についてまとめてみた

コメント