子猫が突然死する原因やリスクについて考えてみた

ちょっと前まで元気に遊んでいたのに、突然亡くなってしまった。

いわゆる「突然死」と言われるものですが、猫の突然死は意外にも多いと言われています。

特に子猫ちゃんに関してはそのリスクも高くなりがちです。

今回は、子猫の突然死の原因やリスクについてまとめてみました。

子猫の突然死の原因として考えられるもの

子猫の突然死を招く可能性のある主な原因を、以下のとおりいくつかピックアップしていきます。

【子猫の突然死の原因】
①心筋症など心臓の疾患
②寄生虫によるアレルギーや呼吸困難
③食べ物や薬品などによる中毒
④パルボウィルスなどウィルスによる病気
⑤事故などによるケガ、それによる血腫
⑥先天的なもの

①心筋症など心臓の疾患

心臓の疾患はさまざまなものがありますが、猫の突然死の場合、心臓の筋肉が機能不全となってしまう、心筋症がその多くを占めています。

心筋症については、先天性のものも多くあるので、根本的な治療はできないと言われています。

ですが、投薬や生活習慣を改善していくことで、現状維持を目的とした、心臓に負担のかからないようにしていくことは可能です。

②寄生虫によるアレルギーや呼吸困難

猫の寄生虫の中で、いちばん突然死に繋がるとされているのが、犬糸状虫、つまりフィラリアです。

フィラリアというと、犬については予防を呼びかけていることは多いですが、猫にも予防が必要というのはまだまだ知名度も少ないのではないでしょうか?

フィラリアが原因の突然死の場合、フィラリアの死がいに猫がアレルギー反応を起こす場合と、死がいが肺動脈で詰まり、急性の呼吸困難が引き起こされるといった場合があります。

この症状の前には、咳や嘔吐の症状がでますので、早い治療が必要とされています。

③食べ物や薬品などによる中毒

猫に与えてはいけない食べ物があることは、ご存知の方も多いと思います。

玉ねぎやネギ類・ニラやニンニクがよく知られていますが、これらに含まれるアリルプロピルジスルファイドという成分が含まれていて、食べると急性の貧血や血尿を引き起こします。

これと合わせて危険なのが、チョコレートによる中毒があります。

④ウィルスなどによる病気

猫のウィルスによる突然死の可能性が高いものとして、パルボウィルスによって引き起こされる猫白血球減少症があります。

猫伝染性腸炎とも呼ばれて、症状としては、激しい嘔吐や下痢が起こります。

早期に発見できれば回復の見込みはあるのですが、抵抗力の弱い子猫だと、発症すると衰弱するまでが異常に早いため、間に合わずに命を落としてしまうことも多いです。

感染した猫の排泄物が原因とされていますが、ワクチンを打てばほぼ予防できる病気です。

関連記事:子猫が回中症にかかってしまった!具体的な対策は?

⑤事故などによるケガ、それによる血腫

高いところから飛び降りようとして頭を打ったなど、転落事故などが原因が突然死に繋がることもあります。

⑥先天的なもの

例えば、生まれながらに心臓に問題があったり、身体が弱く細菌に感染しやすかったり・・・見た目では分からないでも、実は生まれつき(先天的)に異常がある子猫ちゃんもいます。

それが原因となって、突然死につながってしまうことも多いのです。

子猫の突然死を防ぐためにすべきこと

子猫の突然死を完璧に防ぐ・・・これはとても困難といえます。

ただ、普段の生活の中で注意すべきポイントを押さえることで、突然死のリスクを減らすことができます。

具体的には、

・食事をちゃんと管理する
・ワクチン接種と定期検診
・生活環境を整える
・リスクになりそうなものは片づける

などがあげられます。

当たり前のことかもしれませんが、これらのことを気をつけてあげてほしいです。

子猫の場合、まだ動作も未熟ですから、高い場所を作るにしても体や動作に合わせて作ってあげるといいですね。

また、危険な食べ物や薬品などを口にしないようにするためにも、整理整頓は常日頃からしておきたいところ。

袋なんて簡単に破いてしまいますから、危ない物は棚やケースに入れるなどしておきましょう。

関連記事:子猫のカミカミを防ぐしつけのコツ

子猫の突然死を招く様々なリスク

「何で急になくなってしまったんだろう・・・」飼っている子猫ちゃんが突然死してしまった場合、必ずと言っていいほど飼い主さんはこう思うはず。

そんな時に一度考えてもらいたいのが、

・頻繁に外遊びなどをさせていないか?
・先天的に弱い部分などを持っていなかったか?
・見ていないところでケガなどをしていなかったか?

ということです。

特に子猫の場合は、身体も小さくまだまだ体も弱いです。

なので、少しのことが突然死を招いてしまうことも十分考えられます。

例えば、外で遊んでいる時、知らない間に病原菌に感染していて、それが引き金になってしまう・・・などがあげられます。

どこまでケアすればいいのか、非常に難しいことでもあります。

ただ、今後同じことを繰り返さないためにも、何か原因がなかったを考えるのはとても大切なことです。

ツラい部分もありますが、一度振り返ってみるようにしましょう。

まとめ

子猫ではありませんが、私も2歳という若さで愛猫を亡くした経験があります。

定期検診を受けようと思っていた矢先だったので、もっと早くに受けていればと後悔を今でもしています。

もちろん、定期検診をしてもわからないことはあると思いますが、「あのときこうしておけばよかった」と後悔するのであれば、早めに受診したり気をつけてあげたり、できることは早めにしてあげるべきではないかと思います。

普段から猫ちゃんの様子をしっかり見て、なにか気になることがあったら早めに動物病院に連れて行ってあげましょう。

ラス
ラス

まだ小さい猫ちゃんが突然死してしまうのはとてもつらいことです。突然死してしまうリスクはどんな猫ちゃんでも持っています。それを覚えておいて、何が原因でどう対策できるのか、考えていきたいですね。

>>子猫の成長を促進!おすすめのキャットフードはここからチェックできます

コメント