その声何とかしたい!発情期で見られる猫の行動と4つの対策

夜中に飼い猫ちゃんが、何かに取りつかれたように鳴いている。

鳴き声も「にゃーん」ではなく「あおーん」と唸るような感じだし・・・と心配に思っている方、それはきっと猫の発情期の可能性が高いです。

ひどい子だと、とにかく鳴き声が大きくて、夜も眠れなくなる飼い主さんもいるほどです。

今回は、猫の発情期でみられる行動や対処法についてまとめていきます。

猫の発情期は基本メス猫におこる

猫は性別関係なく発情期が訪れると思われているかもしれませんが、そんなことはありません。

猫の発情期は、メス猫におこるもの。

時期や環境によって異なり、個体差もあります。

オス猫は、メス猫が発情期になってオス猫を誘惑することで誘発されるものなんです。

フェロモンや行動などに魅了されることで引き起こされる・・・まずはオス猫とメス猫での発情の違いについて覚えておきましょう。

猫の発情期で見られる5つの行動

猫は発情期になると、行動などいろいろなところでそのサインがでてきます。

具体的には、

①唸るような鳴き声(かなりうるさい)
②おしっこをそこら辺でする(スプレー行動)
③色んなところにスリスリしてる
④陰部を舐めるのが多くなる
⑤やたら触ってほしいアピールをする

などがあげられます。

発情期は、メス猫がオス猫を誘惑し惹きつけることを積極的にする時期。

なので、鳴き声や自分の臭いをいろいろなところにつけるなど、オス猫へのアピールとしていろんなことをするんです。

上でも書きましたが、特に鳴き声については強烈で、夜中にずーっと鳴いている子もしばしば。

飼い猫ちゃんがこんな行動をしだしたら、発情期のサインと考えていいでしょう。

関連動画:猫がスリスリする理由って何?

猫の発情を落ち着かせるのにおすすめな4つの対処法

いつまでも鳴き続ける猫ちゃん・・・普段どれだけ可愛くても、この時ばかりはさすがにイラっとしてしまいますよね。

少しでも猫ちゃんの発情を落ち着かせるためにおすすめなのは、

①マタタビを与える
②昼間にたくさん遊んであげる
③避妊・去勢手術する
④スリスリしてきても過剰に撫でない

の4つの対処法です。

それぞれについてまとめていきます。

①マタタビを与える

猫といえばマタタビ、有名な話ですよね。

マタタビの臭いが猫を恍惚な状態にしてしまいます(いわゆるハイな状態です)。

こうすることで、猫の発情を紛らわせることが狙いですね。

ただ、マタタビのあげすぎは禁物。

猫の脳をマヒさせる作用があるため、あげすぎると呼吸困難になることも・・・

上手に使うことで、うまく感情を散らしてみましょう。

②昼間にたくさん遊ぶ

おもちゃで遊んだりちょっと外に連れ出してみたりなど、猫ちゃんとたくさん遊ぶことで疲れさせ、夜に少しでも寝てくれるようにしむけるためです。

飼い主さんとたくさん遊ぶことで猫ちゃんの満足ですし、発情的な感情も落ち着いていくと考えられます。

関連動画:ワンルームで猫を飼うときのおすすめインテリアまとめ

③避妊・去勢手術をする

オス猫、メス猫の両方に効果が高いのが、この避妊・去勢手術。

発情期を抑えるのはもちろん、よからぬ猫ちゃんの妊娠を避ける意味でも効果があります。

また、猫ちゃんの性的ストレスも軽減させることができますので、一石二鳥です。

避妊・去勢手術の注意点は次のセンテンスでまとめます。

④スリスリしてきても過剰に撫でない

猫ちゃんがスリスリしてくるととっても可愛いので、ついついたくさん撫でたくなってしまいますが、発情中の猫ちゃんにはちょっと注意が必要。

なでなでしまくると、さらに発情させてしまうからです。

こんな時は、発情がおさまるまで知らんぷりするのが一番。

ちょっとかわいそうですが、ぐっと我慢してくださいね。

避妊・去勢手術するときはこんなことに気を付けて!

「なるべく早いうちから避妊・去勢手術をうけさせた方がいい」と、本当に小さいうちから手術を受けさせようとする方もいますが、ちょっと待ってください。

猫の避妊・去勢手術にはいくつか注意する点があります。

それは、

・手術の時期
・手術前の食事等
・手術後の管理

についてです。

手術の時期は、オス猫、メス猫ともに生後6か月から1年くらいが一つの目安となります。

あとは猫ちゃんの成長具合にもよりますので、医師との相談が必要です。

また、手術の前日は食事・飲水に制限がかかります。

手術は全身麻酔のため、胃に何か残っていると吐いてしまう危険がありますからね。

そして手術後は、傷口を舐めないようにエリザベスカラー(エリマキトカゲみたいなやつ)をつけることと、傷が開かないように激しい運動は避ける必要があります。

避妊・去勢手術にはこのような注意点があることを覚えておきましょう。

発情期が起こりやすいのはこのくらいの時期です

猫が発情期になりやすい時期もあります。

それは、

・生後6か月から1年くらい
・春先から夏にかけて

と考えられていて、主に暖かい季節の方が発情期になりやすいと言われています。

・・・が、飼っている子によっては冬の方が発情期になりやすいということもあったりで、個体差が大きいところもあります。

あくまで参考程度ですが、上の時期に当てはまる猫ちゃんを飼っている方は、発情期のことを覚えておいた方がいいかもしれないですね。

発情期は脱走しやすくなるので要注意!

発情期の猫ちゃんがいる場合、いつものも増して戸締りなどに気をつけて、脱走されないようにしてください。

例えば、発情期になっている野良猫の声などに誘発され、発情して外に出ようとすることがあります。

また、発情期の猫は交尾の相手を求め、室内外の猫ちゃんでも外に行こうという気が強まります。

ちょっと油断してドアを開けた隙に外に出て行ってしまう可能性もあります。

発情状態で外に出てしまうと、野良猫などとの交尾も心配ですし、捕まえるのも一苦労します。かならず注意するようにしましょう。

関連動画:猫が脱走する理由と効果的な捕まえ方

まとめ

猫は発情期になるといろんな行動をします。

その中でも、やはり夜中に鳴かれるのが飼い主さんにとっては一番きついです。

発情期の影響が少しでも薄くなるよう、この記事の内容を参考にぜひ対策してみてください。

ラス
ラス

うちの猫ちゃんはすべてメス猫。一時期は夜中の鳴き声で何度起こされたことか・・・幸いにも脱走はなく、スプレー行為もそこまでなかったので助かりましたが↓一時のものとは分かっていても、なかなかつらいところもありますので、何かしらの対策はしていきたいところですね。

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