意外な盲点?猫の嫌いなものを把握してペットと距離を縮めよう!

猫は、嗅覚や音、見たことのないもので驚いて嫌いになる場合もあります。場合によっては部屋から出てこない、食事をしない・トイレをしないなど悪循環になるため注意したいところです。

「なぜかうちの猫はなつかない」と感じている時ほど、猫の嫌いなものを身近に使っていたりもします。特に猫初心者さんは、あらかじめ猫が嫌いなものを把握しておくとコミュニケーションを取りやすくなりますよ。

今回は、猫と生活する上で嫌いなものや注意する点もふくめてご紹介していきます。

猫の嫌いなものとは?

 猫が嫌いなこと

猫は突発的な出来事を嫌いますので、目の前に見たこともない物体が現れることを嫌います。

やはり飼い主は猫が嫌いなものを理解しなければ、飛びかかったり、手を噛んできたりなりかねませんよね。

関連:【ストレスになることも】猫がきゅうりを嫌がる3つ理由

 

猫が嫌いな臭い

猫は人間よりもはるかに嗅覚が優れている生き物。基本的に好き嫌いの基準は、食べ物が腐っているかどうかで判断しています。

 

猫が苦手とする香りは、生活をしている場所に多く存在していますのでチェックしてみてください。

・ミカン・グレープフルーツ・オレンジ・レモンなどの柑橘系の香り
・石鹸、柔軟剤、フレーバー・香水などの香り
・こしょう、ナツメグ、カレー粉・シナモンなどの香辛料
・唐辛子・キムチ・ワサビなどの刺激を感じる香り
・お酢や梅干しなどの酸っぱい香り
・湿布やかゆみ止めのスカスカした香り
・男性の脇汗の匂い

実際、レモンやお酢といった臭いは「酸っぱい」と感じているのではく、腐敗臭を感じ取っていると言われています。

また、猫は、男性に含まれている3種類の化学物質に反応して、脇の臭いを嗅ぐだけでストレスを感じてしまうことが判明しています。

抱きかかえた時に猫が嫌がる場合は、洗剤や柔軟剤に含まれる「メチルノニケルトン」や「中鎖トリグリセリド」という成分が含まれている可能性があります。

さらにサロンパスやキンカンをつけると、飼い主から逃げていく猫もいます。つねに肩や背中にメントール・ハッカ・カンフル系の湿布やかゆみ止めを塗っている方は要注意です。

 

猫が嫌いな物

猫は、敵に見つからないために手を使って排泄物を必死で消そうとします。潔癖症に見えるのは、獲物に自分の存在を気づかれないための行為です。

これは飼い猫であっても同じことなので排泄物の放置は禁物です。

嫌いなものとしては、

・不衛生なトイレ
・コーヒー
・タバコの煙
・水スプレー

などがあります。

トイレは猫砂、ペットシーツの上で用を足す猫もいます。トイレが不衛生の場合、ソファーや布団の上で粗相をしたり、夜鳴きをしたりする猫もいるためこまめに掃除をしてください。

 

 

猫はコーヒーに含まれるカフェインが苦手と言われています。さらにカフェインは中毒を引き起こす可能性があるので猫に危険な食べ物の1つです。やはり臭いを嗅いで「くさっ!」と感じている猫は沢山います。

タバコは40種類以上の発がん性物質が含まれており、人間でも有害ですので猫にとっても悪影響です。できれば禁煙をオススメしますが、喫煙中は換気を心がけてください。

特にメス猫はタバコに敏感で、煙と臭いに反応をして「ゲッ!」といった感じで逃げていきますよ。

関連:タバコを吸う飼い主がとるべき4つの対応策

 

猫のしつけグッズでよく使われているのが「スプレータイプ」ですよね。

霧状の水は猫が驚いてしまうことや、耳に入ると中耳炎などの危険もあります。身体に少量だけ使い、濡れた場合はタオルで体を拭いてくださいね。

 

猫が嫌いな音

猫は人間の4倍の聴力があり、左右180度に動く耳を使って聞き分けています。子猫のような高音を好む傾向があり、男性の低い声に恐怖感や不快感を感じとっていると言われています。ここまでくると男性がかわいそうになってもきますね…

でもこれは自然界では当たり前のこと。

低い声には「威嚇」「うなる」「怒る」などのイメージがありませんか?つまり猫は、ネガティブな要素が含まれている音を苦手とする生き物なのです。低い音以外でも聞き慣れない音や、大きい音にも「恐怖」や「不安」を感じます。

このため

・玄関のインターフォン
・手を「バンバン」と叩く音
・雷の「ゴロゴロ音」
・工事の音

は特に苦手としています。

特にメス猫は男性を見ると逃げる傾向があるため、声を高めに「赤ちゃん言葉」で接してしてみるのといいですよ。

 

他に普段何気なく使っている

・電話の音
・掃除機の音
・ドライヤーの音
・トイレの水を流す音
・シャワーの音

などもストレスの元になりますので注意しましょう。

家電製品の音にも敏感に反応するので、猫が高い場所に逃げられるキャットタワーの設置をオススメします。

 

 

猫が嫌いな色

猫はヒゲを使い狩りや温度の判断をしていますが、視力はあまり良くないようです。猫の視力は人間で例えると0.3程度。

暗闇でも活動する夜行性型ですが、猫は車のライトやフラッシュの光で目を痛めると必ず動きが止まります。室内飼いであっても、光る色やエナメル素材・シルバー色を苦手としています。

普段からアルミホイルを使っている方や、猫のフード容器がシルバーの場合は知らない間に猫に避けられているかもしれません。

さらに猫の嫌いな色は黒色と言われています。黒色は猫にとって「威圧感」を感じるのだとか。黒色ほど活用できるファッションはないと感じますが…たしかにネズミさんの肌の色も白や茶色、グレーですよね。

ファッションはともかく、インテリアを黒メインにしている飼い主さんは、模様替えを考えた方がよさそうです。

猫はブルー・イエロー・グリーンの3色は認識するため、猫グッズを見てもカラフルな理由がお分かり頂けると思います。

関連:飼い猫なのに逃げられる・・・その3大理由と対処法まとめ

まとめ

猫の好き嫌いは、飼い主の環境にとっても大きく変わります。猫はこだわりも強く、独特の好みがある生き物ですので、一度、嫌いになれば好きになることありません。

また、柑橘系の匂いは「しつけ」としても使えますので、野良猫対策や爪とぎ防止に役立つでしょう。生活音がうるさければ神経質になり、食欲がない・部屋から出てこないなどの原因になります。

なかなか心を開いてくれない時は、猫の嫌いなものを身につけないようにして絆を深めてみてくださいね。

コメント