キャットフードでできる毛玉ケアまとめ|食物繊維の働きと選び方

猫は毛づくろいをして体をきれいにするのと同時に、毛もいっしょに飲み込んでしまいます。

それがお腹に溜まってしまうと、毛玉として吐き出しまうわけです。

見ているのにも辛いですし、毛玉を吐くことで猫ちゃんの体に負担になってしまうことにもなりmす。

そんな猫ちゃんの毛玉ケア、実はキャットフードでも行うことができるのです。

今回は、キャットフードでできる毛玉ケアと、フードの選び方、フードとあわせてやりたいケアをまとめます。

キャットフードで毛玉ケアができるワケ

猫は毛づくろいをするときに、毛を飲み込んでしまいます。

その毛が胃の中で絡まってできるのが毛玉です。

毛玉ケアは、ブラッシングの回数を増やすことで対策できますが、毛づくろいがクセになっている猫ちゃんもいるため、なかなか毛玉ケアがうまくいかないと悩んで見える方もたくさんいます。

そんな悩みを解消するために試したいのが、キャットフードでの毛玉ケアです。

毛玉ケア用のキャットフードは、食物繊維などの働きで、飲み込んだ毛を便と一緒に出しやすくするように作られています。

ただし、フードを変えるだけで毛玉を吐かなくなるわけではないので、ブラッシングと組み合わせることが大切です。

関連記事:キャットフードのミートミールとは何か

あわせて読みたい抜け毛が増える時期は飲み込む毛の量も増える

毛玉ケアのキャットフードを選ぶときの3つのポイント

毛玉ケア用のキャットフードを選ぶときは、

①食物繊維が含まれている
②毎日の主食にできる「総合栄養食」である
③肉や魚が主な原材料になっている

をポイントにしてください。

食物繊維は、原材料欄の野菜・果物・ビートパルプ・セルロースなどと、成分表の「粗繊維」の値がおおよその目安になります。

主食として毎日与えるなら、パッケージに「総合栄養食」と書かれているものを選びます。原材料は使われている量の多い順に書かれているので、最初のほうに肉や魚があるかも見ておきましょう。

なお、グレインフリー(穀物不使用)だからといって食物アレルギーが起きないわけではありません。猫の食物アレルギーは、牛肉・魚・鶏肉などのたんぱく質が原因になることが多いと報告されています。

しっかり消化・吸収して出すものは出す!という方が毛玉ケアにもつながります。

関連記事:キャットフードの総合栄養食と一般栄養食の違い

毛玉がうまく出ないときに起こりうること

飲み込んだ毛が胃や腸にとどまってうまく出ないと、

・便秘
・食欲不振
・脱水症状
・胃炎

につながることがあります。

便秘や食欲不振は、毛玉が便と一緒に出ず、吐き出すこともできずに胃や腸にとどまったときに起こりえます。

脱水症状や胃炎は、何度も吐くことで起こることがあります。

何度も吐く、吐こうとしても何も出ないことをくり返す、ぐったりしているときは、毛玉が腸に詰まっていることもあるので、すぐ動物病院へ連れていってください。食べない状態が続くときは、成猫なら24時間、子猫・シニア猫・持病のある猫・太り気味の猫なら半日を目安に、その日のうちに相談しましょう(生後2か月未満の子猫は、数時間でも相談を)。

いずれにしても、猫ちゃんの体に負担がかかってしまいますよね。

そうしないためにも、ブラッシングやキャットフードでの毛玉対策はとても大切ということなんです。

あわせて読みたい便秘が続いてしまったときの対処法

毛玉を吐く回数、どこからが心配?

猫ちゃんが毛玉を吐くこと自体は、体に入った毛を外に出すための自然な行動です。ただ、回数が増えてきたときは体からのサインかもしれません。

頻度 目安の考え方
月に1〜2回 換毛期を中心によく見られる範囲です
週に1回以上 ブラッシングを見直しながら、一度かかりつけの動物病院に相談しましょう。毛玉以外の病気で吐いていることもあります
吐こうとしても出ない 何度もえずくのに何も出ない、ぐったりしている、食べないときは、すぐ動物病院へ

吐く回数だけでなく、食欲・便の様子・元気があるかを合わせて見ることが大切です。吐いた後にケロッとしているのか、ぐったりしているのかで意味がまったく変わります。

毛玉ケアフードに入っている成分と、その働き

「毛玉ケア」と書かれたフードが何をしているのか、中身を知っておくと選びやすくなります。

成分 期待されている働き
不溶性食物繊維
(セルロース・ビートパルプなど)
便のかさを増やし、飲み込んだ毛を便と一緒に押し出しやすくします
水溶性食物繊維
(オリゴ糖・イヌリンなど)
腸内環境を整えることで、排便リズムを保ちやすくします
オメガ3・オメガ6脂肪酸 皮膚と被毛のコンディションに関わる栄養素です
良質な動物性たんぱく質 被毛そのものの材料になります

ただし食物繊維は多ければいいというものではありません。増えすぎると他の栄養の消化吸収を邪魔したり、便がゆるくなったりすることがあります。「毛玉ケア」の表示だけで決めず、原材料の並び順も見てみてください。

フードだけに頼らない|同時にやりたい3つのこと

飲み込む毛の量そのものを減らせれば、フードへの負担も軽くなります。

  • ブラッシングの回数を増やす…毛が抜ける時期は特に効果的です。飲み込む前に取ってしまうのが一番確実です
  • 水を飲む量を増やす工夫をする…水飲み場を複数に増やす、ウェットフードを組み合わせるなど。便が固すぎると毛が出ていきにくくなります
  • ストレスの原因を減らす…不安があると過剰なグルーミングにつながり、飲み込む毛の量が増えることがあります

長毛種と短毛種で、力を入れるところが変わります

同じ毛玉ケアでも、猫種によって重点は違ってきます。

長毛種(メインクーン、ラグドール、ペルシャなど)は、単純に毛の量と長さがあるぶん飲み込む量も増えます。フードでの対策に加えて、毎日のブラッシングをルーティンにしてしまうのが現実的です。

短毛種は普段の量は多くありませんが、換毛期に一気に増えるのが特徴です。春と秋は「いつもと同じ」ではなく、意識して回数を増やしてあげてください。

なお、毛玉ケアフードは体質改善を約束するものではありません。何を食べさせても吐く回数が減らない場合は、毛玉以外の原因が隠れていることもあります。その場合は自己判断で続けず、獣医師に相談してください。

まとめ

よく吐く動物であるといっても、毛を吐く姿はとても苦しそうですよね。

ウンチとして体の外に排出する方が、吐くよりもずっと猫の負担が少なくてすみます。

毛玉ケアのキャットフードをうまく利用して、毛玉の排出をサポートしてあげるとよいと思います。

食事を変えるだけでなく、ブラッシングをしてあげることでも、猫ちゃんの負担を軽くしてあげることはできるので、ブラッシングもしてあげるとよいですね。

あわせて読みたいフードと合わせてやりたいブラッシングの道具選び

この記事は見直し前です

この記事は2019年以前に前の運営者が公開したものです。2026年9月に、ふぁみもん編集部が前の運営者の一人称の体験・出所の分からない口コミ・掲載当時の画像を削除しましたが、内容全体の見直しはまだ済んでいません。商品の仕様や価格は変わることがあるため、購入の前に販売ページの表示をご確認ください。編集部はここで紹介している商品を購入・使用していません。個々の猫の診断・治療は、かかりつけの動物病院の判断を優先してください。記事の作り方と点検・訂正の方針は編集方針にまとめています。誤りのご指摘はお問い合わせへお願いします。2026年9月19日に、商品の紹介と広告リンクを削除し、誤りのあった記述を直しました。

猫は家族。フード選び・体調のサイン・子猫の育て方など、飼い主が迷いやすいテーマを編集部が整理しています。

運営: ふぁみもん編集部