猫の健康のために大切なもの、キャットフード。
味の種類だけでなく、病気予防のためのものや年齢別など、さまざまな種類のフードがあります。
ここでは、年齢別のフードについて、シニア猫用のフードを中心にほかの年齢別のフードの違いをまとめます。
年齢別フードの特徴は?
年齢別フードは、主に子猫用(成長期)・成猫用(維持期)・高齢猫用と大きく3つに分けられます。
それぞれの特徴をまとめてみました。
子猫用フード(生後3ヵ月頃~1歳になるまで)の特徴
いわゆるキトン用というフードですね。
このころは、急速に成長していくとても大切な時期になり、適正なエネルギー量は成猫の3倍といわれ、多くのエネルギー源が必要となります。
子猫用のフードは、高カロリーで子猫の成長に必要な栄養素がたっぷりと入っています。
成猫用フード(1歳~6歳)の特徴
成長して体ができあがり安定期(維持期)にるので、子猫の頃よりはエネルギーを必要としなくなります。
この頃のフードは、子猫の頃より栄養密度やカロリーが低く作られています。
高齢猫用(7歳以上)の特徴
これがシニア猫用のフードということになりますね。
この年齢になると、基礎代謝量と運動量が減ってくるので、必要なカロリーも減ってきます。
低カロリーでシニア猫に必要な栄養素が入ったものが多く摂ることが必要になってくるため、必要な栄養素が入ったものが多くあります。
年齢に合わせたフード選びってやっぱり大事!
先ほどお話したように、年齢別のフードはそれぞれの状態に合わせた内容で作られています。
年をとって運動量が減ってきたのに、カロリーの高い成猫用フードをあげ続けると、運動量とカロリーが合わなくて太ってしまった! なんてことになってしまうこともあります。
年齢別フードは、それぞれの成長段階で必要とされている摂取カロリーや栄養バランスなどがきちんと考えられて作られています。
シニア猫用フードはカロリーも控えめで、不足しがちな栄養を補えるようにその栄養素を強化されていたり、シニア猫の健康維持のために機能性成分が配合されているものが多くあります。
なので、猫ちゃんの健康状態や年齢に合ったフード選びは、健康のためにとても大事といえます。
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7歳になったらすぐにシニア猫用のフードに替えるべき?
「じゃあ7歳超えたらすぐにシニア用のフードに変えないといけないの?」
と考える方もみえると思います。
これはいろいろな考えがあるのですが、あくまでも『目安』として考えるべきといえます。
その理由は、猫ごとでそれぞれ成長の個体差があるからです。
人間の赤ちゃんとよく似ていますね。
赤ちゃんの頃、ミルク→離乳食へ変える時も、赤ちゃんごとでそれぞれ違います。
フードを変えるタイミングは、猫ちゃんの成長など、様子を見ながら替えてあげるといいです。
新しいフードを与えるときは、すぐに替えてしまうのではなく、それまで与えていたフードと新しいフードを混ぜながら徐々に新しいフードの量を増やしながらあげていきましょう。
まとめ
キャットフード売り場に行くと、とてもたくさんの種類があってなにを選べばいいか悩んでしまいますよね。
どうしても迷ってしまうときは、かかりつけの獣医さんに相談してみるのもオススメです。
フード売り場でも動物病院でも、サンプルを用意してある所も多いので、聞いてみるのもいいですね。
猫ちゃんの健康のためにも、ぜひ参考にしてください。
キャットフードは、年齢に合わせて栄養バランスが考えられている商品も多いので、そこを参考にフードを選ぶのはとっても大切なんです。
フードの食いつきは猫ちゃんごとで差がありますが、しっかりと選んであげたいですね。
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