猫がシニアになったらフードは切り替えるべき!栄養バランスを考えたオススメフード

猫も歳をとれば内臓機能はどんどん衰えていくばかり。皮膚の弾力もなくなり老化のサインも目に見えて把握できるようになります。

成猫と同じフードを与え続けていれば、肥満や腎不全などのリスクは増えていきます。

一般的に猫のシニアは7~10歳を目安にしますが、どのようにして上手く切り替えていけばよいのでしょうか。

今回は長く生きてほしい猫のために、どのメーカーを与えてよいか分からない方向けに、オススメするフードを含めて紹介します。

シニア猫の年齢はどのあたり?

室内飼いの猫は平均寿命が15歳程度と言われていますが、さらに年齢に応じて5段階の成長過程があります。

成長期:0~1歳まで(人間の年齢:0~16歳)
しつけ・社会を学ぶ・乳歯が入れ変わる・走り回る・ワクチン接種・発情が始まる■成猫期:1~6歳まで(人間の年齢:17~40歳)
猫の世界では一人前・毛ツヤが良い・サカリ全盛期・ケンカが多い・貫禄が出てくる■シニア猫:7~10歳まで(人間の年齢:40~56歳)
白髪が多くなる・寝ている回数が増える・肥満・歯が抜ける・毛のツヤがなくなる■高齢猫:11~16歳まで(人間の年齢:60~80歳)
食べる量は少ない・痩せてくる・ヨボヨボ歩く・夜中の徘徊・夜鳴きが始まる■長寿猫:17歳以上(人間の年齢:80歳以上)
避妊手術をしたメス猫に多い・姿を隠して寝るようになる・18歳を超えると動物愛護協会から表彰される(人間で言うと米寿祝い88歳にあたります)

このようにシニア猫とは7歳からを目安に考えてみるといいですね。

野良猫の平均寿命は4歳程度ですが、飼い猫の場合は20歳を超えることも当たり前になってきました。

 

関連:【フードって大事】シニア猫と若い猫用フードの違いはこれ!

シニアフードに切り替える大切さ

 

猫が7歳を過ぎたあたりから、寝ている回数が増えてくるので飼い主は肥満に注意しなければいけません。

肥満を放置しておくと、

・腎不全
・糖尿病
・心臓病
・高血圧

など重篤な疾患にかかるリスクが高まります。

 

ラス
ラス

我が家の猫は17歳の検診で糖尿病と腎疾患を同時に発症しましたが、最終的に天国へ旅立ちました。

獣医師いわく「病気になったけど猫の平均寿命は15歳だしね~長生きした方じゃない?」とあっさり。と言いながら手を尽くしていただいたので感謝しています。

やはりシニア期での肥満が原因とのことでしたね。ここにきてフードの大切さを実感しました。

 

関連:【シニア猫のごはん】歳をとったらウェットフードに変えるべき理由

シニアフードはいつから切り替えるの?

シニア期は運動量が落ち始めることも重なり、太りやすくなるのでフードの見直しをしましょう。7~10歳を目安に少しずつ切り替えていくといいですね。1週間かけて今まで食べていたフードにシニア用フードを混ぜながら切り替えていきます。

シニア猫フードの特徴は

・低カロリー
・タンパク質
・オメガ3脂肪酸
・ミネラルのバランス
・関節のためのグルコサミン

など栄養バランスが良い点が「シニア用総合栄養食」になります。

 

シニア期は臓器・皮膚・被毛などをつくっているタンパク質を、多く摂取する必要があります。

さらにDHA・EPA・ALAを含むオメガ3脂肪酸の摂取は、腎不全予防、脳・関節・足の維持、コレステロールのバランス、新陳代謝の維持に期待ができます。

また骨や歯をつくっているのがカルシウムですが、カルシウムをつくっているのはミネラルです。シニア期に入るとカルシウムによる結石ができやすいため、ミネラルのバランスが大切になります。

 

関連:【ちょっと心配】シニア猫にドライフードはOKかまとめてみた

シニア猫にオススメするキャットフード

キャットフードは重量があるので、ホームセンターで購入するよりもインターネットを利用すると効率的です。

ロイヤルカナンFHNシリーズ

フードメーカー大手のロイヤルカナンシリーズは、獣医師用、ブリーダー用、ペットショップ用など豊富なラインがあります。療法食は獣医師の診断を受けた場合に与えるフードですので、健康な猫はFHNシリーズを選ぶようにしてください。

 

・ロイヤルカナン FHNインドア 7+猫用 3.5kg

外部リンク:ロイヤルカナン 猫 インドア 7+3.5kg ジップ付

7歳以上の猫が必要とする栄養素が、バランスよく配合されているウェットフードです。

 

歯が抜けた猫には、食べやすいウエットタイプもオススメ!

・ロイヤルカナン FHN-WETインスティンクティブ +7ウェット

外部リンク:ロイヤルカナン FHN-WET インスティンクティブ+7 ウェット 85g×12個

ヒルズ

こちらもペットフード最大のメーカーですが、獣医師用と一般用に分かれています。

ライフステージに合わせたラインが豊富です。缶詰もあるので体調に合わせて使い分けてあげるといいですね。とくにウェットフードは猫の食いつきが良いと人気の商品です。

 

・ヒルズのサイエンス・ダイエットキャットフードインドアキャット室内飼い猫用シニア 7歳以上高齢猫用長生き猫の健康維持チキン

外部リンク:ヒルズのサイエンス・ダイエット キャットフード インドアキャット 室内飼い猫用 シニア 7歳以上 高齢猫用 長生き猫の健康維持 チキン 2.8kg

 

・ヒルズのサイエンス・ダイエットキャットフードシニア 7歳以上高齢猫用長生き猫の健康維持チキン缶

外部リンク:ヒルズのサイエンス・ダイエット キャットフード シニア 7歳以上 高齢猫用 長生き猫の健康維持 チキン 82g×24缶(ケース販売)

ピュリナワン健康マルチケア

こちらのフードは値段が安くホームセンターでも購入可能なキャットフードです。味のバリエーションも豊富で、シニア猫対応フードもあります。ミネラルバランスが良くオメガ3脂肪酸も配合。猫の健康が心配になる7歳からの猫を考えた総合栄養食です。

 

・ピュリナワンキャットフード健康マルチケア 7歳以上チキン

外部リンク:ピュリナワン キャット 健康マルチケア 7歳以上 チキン(2kg)

 

ファインペッツ

人間が食べられるほど原料にこだわってつくったオールステージ対応のフードになります。日本メーカーのプレミアムフードになるため国産にこだわりたい方にオススメです。

シニア猫に与えても構わないの?と感じるかもしれませんが1日に与えるカロリーを守ることでシニア猫も対応しています。

 

(公式ホームページ)

・安全安心ドッグフード・キャットフードのFINEPET’S(ファインペッツ)

安全安心 ドッグフード・キャットフードのFINEPET'Sファインペッツです
「世界最高品質」「安心・安全」を28年間追求し続けた、ドッグフード・キャットフード。猫種・犬種、年齢を問わず一生給餌いただける、本気で健康を考える方だけご利用いただきたいドッグフード・キャットフードです。ぜひ「初回限定」お試しパックで、無添加・無着色・高品質をご実感ください。

 

まとめ

シニア猫や高齢猫で怖いのが腎不全や糖尿病といった疾患です。

 

ラス
ラス

我が家の猫は7歳で歯が抜けてしまったので、ドライフードにウェットフードを混ぜて切り替えました。シニア対応でもウェットフードは香りが強いので、猫の食いつきが良くなり肥満につながります。何度も欲しがるので与え過ぎには注意してほしいです。

15歳になると夜鳴きがひどくなりボケのような症状もありました。高齢だったので延命や病気の治療をすることも悩みましたね。延命は通院や点滴・投薬などで猫を苦しませることにもなります。猫のストレスを考えると自然に身を任せる勇気も必要です。

猫が長生きするかどうかは、シニア時期のフードの切り替えが大切ですが、7歳になったら急に変えるのではなく様子を見ながらシニアフードに変えてあげてくださいね。

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