猫は7歳過ぎるとシニア猫と呼ばれるようになり、だんだんと老化の兆候が表れるようになります。
歯や顎が弱ってきたり、消化機能が低下してきます。
では、7歳を過ぎた猫にはウェットフードに変えた方が良いのでしょうか?
ドライフードとウェットフードの違い
猫用のフードは主に、カリカリなどといわれるドライフードとウェットフードに大きく分けることができます。
それぞれのメリットは、以下のとおりです。
ドライフード | ウェットフード | |
メリット | ・一定期間は保存が効く
・お手頃価格で手に入るものが多い ・歯石が付きにくい |
・水分量が多い(食べるだけで水分摂取ができる)
・嗜好性が高い ・個別パックの物が多いので、1食ずつ与えることができる ・歯が悪くても食べやすい |
デメリット | ・水分量が少ない(ドライフードだけで水分量を補えない)
・硬さがあるため、歯が悪いと食べづらい |
・日持ちしない(水分が高いのでカビが生えやすい)
・価格が高め ・歯石がつきやすい |
関連記事:シニア猫と若い猫用のフードの違いって?
シニア猫にはウェットフードがおすすめ!
シニア猫の食事は、ウェットフードを中心にしたものを与えることをオススメします。
その理由は、
・自分で水分を摂る量が減ってくるので、水分が多く含まれたウェットフードなら水分を補うことができる
・噛む力が衰えてくるので、ウェットフードの方が食べやすい
です。
老化にともない、自分で食事をとる力もだんだん落ちてきます。
うちの猫ちゃんもそうですが、ドライフードだとなかなか食べてくれなくなってくるんですよね↓
なるべくシニア猫ちゃんが食べやすい工夫・・・ということで、ウェットフードを中心として与えることがよいでしょう。
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シニア猫ちゃんのごはんを与えるときに気をつけることは?
ドライフードは、総合栄養食として作られているものが多いのに対して、
ウェットフードは、一般食や栄養補助食として作られているものが多いので、ウェットフードだけでは必要な栄養が摂れない場合があります。
総合栄養食のウェットフードを選んだり、総合栄養食のドライフードと混ぜたりして、栄養が偏らないように注意することが必要です。
歯の悪い猫には食べづらいといわれているドライフードですが、シニア猫用のドライフードは、中が柔らかくなっていたり、シニア猫でも食べやすく作られているものもあります。
また、猫ちゃんの好みもありますから、栄養面などを気をつけながら猫ちゃんがよく好むフードを与えるといいですね。
まとめ
シニア猫になると、なかなか食事を食べなくなったり、一度にたくさんの量を食べれなくなる、といったことがあります。
このような場合は、1日の食事の回数を増やして与えるようにしてみるといいですよ。
シニア猫に必要な栄養が摂れる、添加物などからだによくないものが含まれていないかなど、
猫ちゃんの健康のためにきちんとしたフード選びをしてくださいね。
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