【ノミ・ダニ・マダニ駆除】猫のためにできる5つの対策

ノミやダニなどに効果的な市販薬やインターネットの方法など色々な情報が出てきています。

しかし、どれが本当のことなのか分からず対策が出来ていない人が多いのも事実です。

ノミやダニ、マダニの駆除をして今後も増やさないようにするためにも知っておきたいことがあるんです。

ダニやノミで痒がっている時などは慌てないでこまめに対応することが駆除の鍵です。

部屋の環境などを見直して、丁寧に対策をしていきましょう。

ノミ・ダニ・マダニ対策をしないと猫はどうなるの?

ノミで起きる症状

刺されることによって痒みなどを引き起こしてしまいます。

酷い場合には腫れてしまうことや、掻き傷が出来てしまって出血が起きることも少なくありません。

ダニで起きる症状

猫ヒゼンダニが多くの原因となっています。

目に見えないサイズですが、寄生すると穴を掘るため酷いかゆみや脱毛などが起きます。

耳の周辺から起きることが多く、全身に広がっていく特徴があります。

痛みが強く、悪化すると全身の毛が無くなるというケースも少なくありません。

マダニで起きる症状

草むらなどで隠れて猫や人間に付き、吸血します。

100〜200倍になるほど吸血するので、場合によっては見るだけでみつけることもできます。

目で見えていてもしっかりとくっついてしまっているため、簡単に取り除くことができないのもマダニの怖い部分。

多数寄生してしまうと貧血を起こしたり、皮膚炎を起こすためとても危険です。

猫のためにできるノミ・ダニ・マダニ5つの対策

①ダニ・ノミ取りクシでブラッシング

ノミやダニを取り除く定番となっているのがクシです。

駆除薬やシャンプーと併用するなどができるためとても便利です。

また、対策が終わった後でも健康チェックに便利なので1本は持っておきましょう。

耐久性のあるものから、毛の種類に合わせて色々なタイプがあります。

一緒に過ごしている猫の状態に合わせながら選ぶのもおすすめです。

クシで取り除いたノミやダニなどはまだ生きている状態なので、ガムテープや中性洗剤を水で薄めた溶液に入れることで死滅できます。

そのままゴミ箱などに入れると繁殖してしまうため、必ず対策をして廃棄するようにしましょう。

②駆除薬を使う

最も効果的と言われているのが駆除薬を活用する方法です。

動物病院に受診することで処方を受けることができます。

一般的な駆除薬「フロントライン」は約1,500〜3,000円程度で、効果は1〜1ヶ月半もちます

定期的に受診をして駆除薬を続けることで、新しくノミやダニが寄生するのを防げるという点もメリットがあります。

ただ、駆除薬を使う時は猫ちゃんが舐めてしまわないようにすることが必要なので気を付けましょう。

③シャンプーを使う

ノミやダニ用のシャンプーを使うことで、一時的に仮死状態にすることができます。

そして、シャンプーを使った後にクシなどで丁寧に取り除くのがおすすめ。

時間が経つと元に戻ってしまうため、定期的な使用が良いですね。

ただし、長期間の間に何度もシャンプーをすると皮膚の乾燥や抵抗力を下げてしまうことがあります。

また、入浴のストレスと疲労で負担が大きいのも事実です。

出来る限り長期の使用はやめて、負担のない回数で使っていきましょう。

④こまめに掃除機をかける

毎日している人もいるとは思いますが、掃除機をかけるのも効果的です。

出来る限り動かせるものは動かして丁寧に掃除機を使っていくとダニやノミを減らすことができます。

ただし、吸い込んだダニやノミは死んでいないので、中のゴミは毎回捨てるのが良いですね。

出来る限り吸い込んだダニやノミが周りにまた出ていかないように対策をしながら行ってみましょう。

⑤完全室内飼いにする

ダニはノミなどは外から連れて帰ってくることがほとんどです。

野生の動物や雑草などに付いているため、外で遊ばせているとかなりの確立で連れて帰ってしまいます。

ノミの駆除をする時には特に完全室内飼いにするのがベストです。

不慮の事故や行方不明などの事故も減らせるメリットもあります。

関連記事:猫が脱走した時の探し方のコツとは?

間違った対策をしないように注意点を覚えよう

一番多い間違いはノミやダニを手や爪で潰してしまうケース。

ノミやダニは潰してしまうと卵が飛散してしまうのでより増えてしまいます。

ガムテープにくっつける、潰さないで処分する方法を選んで実践しましょう。

他にも、猫へのノミ・ダニ対策が完璧でも寝具や部屋の対策が疎かになっていることもあります。

常に清潔を保つことで猫も人間も過ごしやすい環境づくりができるので意識的に掃除をしましょう。

アロマやお香をたく人もいますが、種類によっては猫に中毒症状を引き起こすことがあります。

ダニやノミが近寄らなくなるだけで、根本的な改善にはならないため注意が必要です。

ノミ・ダニ・マダニの予防対策をしておこう

ノミやダニ、マダニに効果的な滴下タイプの薬を使うことで予防・対策ができます。

フロントラインやレボリューションなどの種類がありますが、効果が約1〜2ヶ月あるため予防にぴったりです。

ノミの卵などの孵化予防にものなるため、定期的に使う方法もおすすめです。

また、健康維持や状態をチェックするためにもこまめなブラッシングがおすすめです。

皮膚の状態や毛の状態、ダニやノミのチェックができる良いチャンス!

せっかくなので状態チェックの時間と一緒に癒やしてもらいましょう。

意外と見落としがちになるのが寝具です。

寝具は意外にも繁殖場所と好条件が揃っているため、寝具をいつも清潔な状態にしておくことも予防に繋がります。

人にも影響があるからこそ、対策は必須

かゆみを起こしたり、貧血を起こしたり、皮膚炎を起こしたり・・・ノミ・ダニ・マダニの影響は人間にも害を及ぼす可能性があります。

貧血・黄疸・発熱・炎症などの症状から、悪化すると命の危険があるものまで、いろんな症状がみられるのも特徴的ですね。

特にマダニは、アレルギーから死んでしまう事例も実際に起きています。

猫と一緒に楽しく過ごすためにも、上でまとめたような対策はとっても大切なんです。

関連記事:猫吸いが及ぼす人間への影響とは?

まとめ

ノミやダニ、マダニは完全に駆除が終わってもまた再寄生する可能性は十分にあります。

もって帰ってしまったり、ふとした拍子にまた少しずつ増えてしまうことも・・・。

完全にいなくなったからと安心しないで予防は継続していきましょう。

また、冬場では一度減ったように見えても活動を停止しているだけで暖かくなるとまた活動が始まります。

年間を通してしっかりと対策ができるように工夫して過ごしてみてくださいね。

ラス
ラス

ノミやダニは、対策しないといつの間にか猫ちゃんに寄生している厄介な生物。人間にも影響を及ぼす可能性が高いため、何かしらの対策は絶対にした方がいいです。上の記事を参考に、早めに行動しましょう!

>>猫ちゃんについたノミの駆除方法まとめ

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