「さっきまでいた飼い猫ちゃんがいなくなっている・・・」
私も経験がありますが、いなくなってしまうとめちゃくちゃ焦ります。
家の中を探してもいないし、まさか・・・
そうです、外に脱走していたんです。
ちょっと油断すると外に脱走してしまう猫・・・これは何ででしょうか?また、万が一脱走してしまった場合の探し方のコツまでまとめていきます。
飼い猫が脱走してしまう2つの理由
・外の世界への好奇心
・びっくりした反動
猫が脱走する理由は主にこの2つです。
もともと好奇心の強い猫ちゃん。外の世界にも興味津々。
普段家の中から見ている外の景色、他の動物や動くものなど、興味を引く物が見えているはずですので、興味を持つのもうなずけます。
また、何かのタイミングで愛猫を怒ってしまったり、びっくりさせてしまうと、その拍子に飛び出していくこともあります。
興味津々なわりに臆病な猫ちゃん・・・可愛いですが脱走には気をつけたいところです。
こんな猫ちゃんは脱走しやすい?!
他にも、こんな猫ちゃんは脱走しやすいと言われています。
・もともと野良だった猫
発情期のオス猫は、外の世界にメス猫を求めて脱走します。
なので、しっかりと去勢手術をすることが大切です。
もともと野良だった猫ちゃんは、昔の外の記憶がきっと残っているはず。
それを求めて脱走していくんでしょうね。
この2つ以外にも脱走しやすいタイプはありますが、この2つは特に注意が必要です。
飼い猫が脱走したときの探し方〜3つのポイント〜
「飼い猫がいなくなった!とにかく外を探さなきゃ・・・!」
と焦ってしまう人がほとんど。どこを探すでもなく、ついやみくもに行動してしまう。
これはしょうがないことですし、かわいがっている 猫ちゃんがいなくなってしまうと絶対焦りますよね。
そんなときに意識したいポイントを、3つの場面ごとポイントをまとめます。
猫を探す時にしては必ず意識すること
脱走してしまっても絶対に焦らないこと
これは、飼い猫ちゃんを探すときに意識したい「飼い主さんのメンタル」についてです。
「事故にあってたらどうしよう・・・」と不安になると思いますが、無理矢理でも一旦落ち着くようにしましょう。
そして、行きそうな場所などをじっくり考えることが大切です。闇雲に探しても見つかる可能性は低いですからね。
探すときの絶対条件として、落ち着くことはとても大切です。
①脱走した直後
まずは家の敷地内、近所を徹底的に探します。
軒下や車の下など、猫ちゃんの目線に合わせて探してみましょう。
もし家の近くで飼い猫を見つけた場合・・・絶対に追いかけ回してはだめです。
追いかけられたら人でも逃げますよね?猫ちゃんも同じです。
しゃがんで優しい声で、飼い猫ちゃんの名前を呼びながらこっちに来てくれるのを待ちましょう。
②脱走して3日以内
脱走して3日経っても帰ってこない・・・この間、めちゃくちゃ不安な気持ちだと思います。
そんな気持ちもグッと押さえ、少し探すテリトリーを広げて探します。
猫のテリトリー(縄張り)は、野良猫なら約500m、室内飼いの猫なら50~100m程度です。
近所に公園などがある場合は、そういったとこも探します。
それと同時に、ご近所さんへも飼い猫を探していることを伝え、見つけたら教えてもらうように伝えましょう。
実は、脱走した猫ちゃんの発見は、飼い主よりもご近所さんが見つけるケースが多かったりもします。
また、タイミングで探すときは、飼い猫ちゃんの好きなおやつを持っていくなどするといいですね。
3日も外に出ていればお腹が空いているはずですので、遠くで見つけた場合、名前を読んでエサをふりふりすればすぐ寄ってくる可能性が高いからです。
猫を見つけて抱いて帰ろうとしてもまた暴れる可能性もあるので、念のためキャリーも用意しておきましょう。
③脱走して3日以上たってしまった場合
「3日以上たったけど全く見つからない・・・」
ここまでくると、第3者の情報もたよりにすることが必要です。
具体的には、
・保健所等へ連絡
・ペット探偵の利用
などがあげられます。
一番オーソドックスなのはチラシですかね。なるべく分かりやすい情報をまとめることがポイントです。
・写真(顔と全身)
・身体的特徴
・連絡先
などの情報で十分です。これを印刷して、ご近所さんにポスティングしていきましょう。また、新聞折り込みは1枚あたり3〜5円程度費用がかかりますが、かなり有効のようです。
それと同時に保健所等(動物管理センター、警察、動物病院)に連絡をします。
これは、保健所に保護届けが出されていたり、病院などに運ばれている可能性があるからです。
保健所や警察に、迷子届や遺失物届を出すことで、情報を管理してもらえますからね。
それでも見つからない場合は、ペット探偵の利用なども検討してみましょう。
外部リンク:ペット探偵のジャパンロストペットレスキュー
保護したらすること
猫ちゃんが無事に帰ってきた、保護できた場合、まずは一安心ですよね!
・・・と同時に、必ず怪我や病気をしていないか確認して下さい。
パッと見で明らかにケガなどをしているケースはわかりやすいですが、「見た目は元気だけど実はケガをしていた」なんてこともあります。
なので、念のために動物病院へ連れて行くのが安心です。
大事になってからでは遅いので、必ず連れて行くようにしましょう。
関連記事:初めて猫を買う人に読んでもらいたい事
猫には帰巣本能がある
動物の帰巣本能・・・遠く離れた場所から自分の巣まで帰れる能力のことをいいます。
ハトなんかは、この帰巣本能が特に優れているといわれています。
この帰巣本能、犬や猫にも備わっているといわれています。
もちろん個体差はありますが、いなくなって心配していたら、いつの間にか帰ってきていた・・・なんてこともあります(うちの黒猫3匹もこのパターンでした)。
こういったパターンで意外に事が落ち着く事があることも覚えておきましょう。
脱走対策はしっかりと行いましょう!
脱走対策は、主に「脱走させない対策」と「脱走したときの対策」に別れます。
それぞれの対策は以下のとおり。
・戸締まりはしっかりしておく
・ゲージやペットフェンスなどを利用する
・首輪をつける
・首輪に名前、電話番号を書いたプレートをつけておく
脱走させない対策は、シンプルですがこれらが一番の対策です。
ついつい窓を締め忘れた・・・なんて時に限って脱走しますから。
また、脱走してしまったときは、他人に見つかった時のことを考えた対策が有効です。
どこの家の猫ちゃんか分かるようにしておけば、きっと連絡をくれるでしょうし、見つかる可能性もグッと高まります。
これらの対策もしっかりしましょう。
まとめ
ちょっとした不注意から猫ちゃんが脱走してしまった・・・
そんな時、まずは落ち着いてどのように探すかを考えることが大切です。
そして、この記事でまとめたことを参考にしてください。
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