【猫のお風呂はいつからOK?】上手にお風呂に入れる3つのコツ

「ちょっと臭いが気になってきたから、お風呂に入れてあげようかな」

飼い猫をきれいにしてあげようと、一緒にお風呂に入れる人も多いですよね。

そんな飼い主さんの気持ちとはお風呂で暴れまわる猫ちゃん・・・(うちもまさにコレでした)。

せっかくきれいにしてあげたいのに、と若干へこんでしまう人もいるのではないでしょうか?

そんな猫ちゃんをどうやったら上手にお風呂に入れられるのか、またいつからならお風呂に入れてもいいのか。今回はそれらの情報について記事でまとめていきます。

お風呂は生後1ヵ月くらいからを目安に!

「なるべく生まれたての小さいころから、お風呂に入れた方が慣れるのでは?」

と、生まれたての子猫ちゃんをお風呂に入れようとする人もいるかもしれませんが、ちょっとストップです。

あまりに早く入れすぎるのは、猫ちゃんの体調を崩してしまう原因にもなりかねません。

まだ生まれて数週間の猫ちゃんの場合、体温調整が未熟ですし、まだまだ体力もない状態。

そんな中でお風呂に入れてしまい、湯冷めで体調を崩す・・・なんてこともありえるんです。

猫ちゃんをお風呂に入れたい場合は、生後1か月くらいを目安にしてみてください。

ミルクからフードへと切り替え始め、成長著しい時期でもあります。

生後数週間の場合は、あまり体が汚れることもないので、お風呂に入れる必要もないといえますが・・・万が一ウンチまみれになってしまった場合などは、なるべくタオルなどで拭いてあげるようにしてあげましょう。

猫はお風呂が嫌いな子が多い!~嫌いな3つのワケ~

「飼い猫をお風呂に入れようとしたら、暴れまくってそれどころじゃない」

なんて人も多いはず。

それもそのはず、猫ちゃんはもともと「水(お風呂)」に濡れる習慣がないため、嫌がる子がとても多いんです。

その理由は、

①水で体温が奪われる
②一度毛が濡れるとなかなか乾かない
③お風呂の音が怖い

などがあります。

水で体温が奪われるのは、DNAに刻まれている歴史からだそうです。猫の先祖は、砂漠地帯で生活していたリビアヤマネコ。砂漠地帯は、昼は暑く夜は寒い気候です。水で濡れた状態で夜を迎えたら・・・命にかかわります。こういった記憶が無意識に体に刻まれているともいわれています。

また、猫の毛は油分が少なく、一度濡れるとなかなか乾きにくいため、猫ちゃんにとってはデメリットが大きいのです。

さらには、お風呂場で反響するいろいろな音にもビビってしまい、死に物狂いで逃げまくる子もいる・・・

これらの理由で、猫はお風呂嫌いが多いわけなんです。

 

関連記事:初めて猫を飼う人が知っておくべき6つのこと

上手にお風呂に入れる3つコツはこれ

暴れる猫ちゃんをどうにかしたい・・・そんな時は、以下の3つのコツを意識してみましょう。

①体に合ったサイズの桶からスタートする
②お湯の温度調整に意識する
③たくさんお話ししながら入れてあげる

特に大事なのは①ですかね。

最初から一緒に入れる・・・となると、お風呂場で走り回くる可能性が高いです。

なので、最初はお風呂場に猫ちゃんのサイズにあった桶を用意して、そこで環境に慣らしてあげることから始めてみましょう。

その時、お湯は38℃くらいだといいです。

そして、猫ちゃんを少しでも安心させるよう、話しかけながらゆっくりお湯をかけてあげてください。

なるべくびっくりさせないよう、優しくゆっくり水に慣らしていくのがポイントです。

お風呂に入れる時の手順はこんな感じ

猫ちゃんをお風呂に入れる時は・・・

①シャワーで少しずつ濡らしていく
②シャンプーする
③シャンプー流す
④水気をとる(手でしぼったりする)
⑤タオルで優しくふく
⑥ドライヤーで乾かす
⑦軽くブラッシングして整える

の順番が大まかな流れになります。

この時のポイントは・・・

・シャワーは弱めにして、なるべく体に近づける
・猫に話しかけて安心させてあげる
・タオルで拭く前に手である程度水気をとる

ことです。

慌てずに落ち着いてお風呂に入れてあげてくださいね。

お風呂に入れる時に準備しておくこと

猫にお風呂を入れる前は、

・爪切り
・事前のブラッシング
・家の戸締りをしておく
・猫の体調の確認

の準備を必ずしておきましょう。

お風呂に入れる時に猫が暴れた場合、爪を立てられると飼い主さんも傷ついてしまいますので、爪切りは必須です。

事前のブラッシングは、お風呂に入れたときに出る抜け毛の量を減らすためにも大切です。

家の戸締りは、万が一お風呂から脱走した時に家から出ないようにするために必要です。

猫の体調は、いつもどおり元気があるかなどを確認してください。体調が悪い時にお風呂に入れてしまい、ひどくなってしまうのは避けたいですからね。

猫ちゃんをお風呂に入れる時はこういった準備をしてからにしましょう。

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徐々にお風呂に慣れさせるための工夫が大切です

「なかなか猫ちゃんがお風呂に慣れてくれない」

と悩まれている方、焦りは禁物です。

1回お風呂に入れたくらいだと、まったく慣れていない子がほとんどでしょう。

上でまとめたようにして少しずつ慣らしていくほかに、お風呂場の近くをエサ場にしてみたり、抱っこしてお風呂場に連れて行ってみるなど、そこの環境の臭いや空気感に触れさせてあげることも大切です。

慣れてこれば、最初は嫌がっていた猫ちゃんもいつの間にか気持ちよさそうにしている・・・なんてこともありますからね。

関連記事:猫がしっぽをパタパタする時ってどんな気持ちなの?

お風呂はこのくらいの頻度に!入れすぎだと困っちゃうことも・・・

「猫ちゃんはどのくらいの頻度でお風呂にいれればいい?」

という疑問もでてきますが、これ、特に決まりはありません。

私の場合は、

・外に連れて行って汚れた時
・明らかに猫ちゃんが臭い時
・毛並みがバサバサの時

などをお風呂に入れる目安にしています。

・・・なので、月1くらいでお風呂に入れてますかね。

人によっては「全くお風呂に入れない」なんてこともありますが、それでも大丈夫です。

ただ、毎日お風呂にいれるなど、入れすぎには少し気を付けたいですね。

私の友人で複数の猫ちゃんを飼っている家では、お風呂に入れたときに頻繁にケンカが起こるようで・・・どうやらシャンプーで体臭が落ちてしまい、臭いから仲間の判断がつきにくくなっているそうです。

こういったこともあるようなので、注意したいところです。

まとめ

猫ちゃんをお風呂に入れる場合は、生後1か月くらいからを目安に、あまり小さいうちから入れるのはやめましょう。

猫ちゃんはお風呂嫌いな子も多いため、ある程度時間をかけて少しずつ慣れさせるのがポイントです。

普段からグルーミングすることが多い猫ちゃん、綺麗好きなのでお風呂の頻度はそんなに多くなくても大丈夫。

臭いが気になったり、外で遊んで汚れてるな・・・なんて時に入れてあげるようにしてください。

ラス
ラス

うちの猫ちゃんも、最初はお風呂で暴れまくってましたが、今はすっかり落ち着いています。むしろ、私がお風呂に入っている時についてくることもあるくらいで♪最初はなかなか大変ですが、ゆっくり慣らしていけばおりこうさんにしてくれる子も多いですよ!

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