かつては13日の金曜日に黒猫が目の前を通ると不幸がおこると言われていた黒猫さん。
近年では「暗闇でも目が見える」「黒猫を飼うと商売が繁盛する」と言われるようになり、幸運の象徴になっています。
アニメのキャラクターとしても人気があるため、黒猫を飼育したい方も多いと感じます。
ですが黒猫はペットショップではなかなか販売されていないため希少価値が高めです。
さらに
「そもそも黒猫って雑種なの?」
「欲しいけど売っていないの?」
「1つの品種なのか良く分からない」
といった方も少なくありません。
黒猫を飼いたいと考えている方向けに、種類や、購入方法や飼育の注意点などを紹介していきます。
黒猫は魅力的なオーラを放っている
全身が黒い被毛で覆われている黒猫ですが、不吉な迷信とは裏腹に性格はいたって穏やか。
人がすきな面もあるので商売をしている方や自営業を経営している方は、黒猫率が多いのだとか。たしかに招き猫にも「黒猫」がありますよね。
愛猫家に人気が高いので、2匹目や多頭飼い向けとして飼育している方が多いのでしょうね。
黒猫の目の色は
・ヘーゼル(薄茶色)
・グリーン
・ゴールド
とありますが、黒い被毛に大きな目が映えて魅力的です。
ですが海外では「インスタ映えしないから」と身勝手な理由から、猫を捨てる飼い主が増えているのだそうです。
幸い日本では「黒猫だから」といった理由で猫を捨てる人は少なく「黒猫が欲しい」という人が増えているそうです。私も黒猫は可愛いと思います。
品種に限らず猫を飼った以上は最後まで責任を持ちましょうね!
黒猫で飼いやすさで選ぶならボンベイ
ペットショップで購入をしたい方は、ボンベイがオススメです。
アメリカ原産国のボンベイは、被毛の色はグラックのみになります。(まれにブラウンも生まれます)
短毛種で、目の色は金銅色のみです。
犬のように活発な猫ですので、飼い主だけに懐くようなことはありません。来客や子供と仲良くできる性格なので飼いやすい品種になります。
価格は20~30万円が相場です。
関連記事:【性格がポイント】初心者でも飼いやすい猫の種類をまとめてみた
純血種の猫にも黒猫は存在している
猫の被毛の色はグレー・ブラウン・ホワイトと様々ありますが、種類によっては黒一色で生まれる猫も存在します。
ボンベイ以外の純血種の場合は、必ず黒猫が誕生するわけではないので、見つかるかどうかは「運」次第。
我が家もアメリカンショートヘアの黒猫がいますが、ブラックスモークと呼ばれる色でアメリカンショートヘア特有の縞模様はうっすらと確認できます。
日本でよく知られているアメリカンショートヘアは、銀灰色の縞模様が定着しているためか黒色は人気がなく、この子は定価の半値で売られていました。
ミックス猫にも黒猫は存在する
雑種の黒猫は、人の言葉を理解しとても賢いと言われています。見た目はクールなのですが、性格は正反対ですので、猫初心者さんは雑種の黒猫さんがオススメです。
オス・メス猫同じくらいの頭数ですので、ペットショップでの購入が難しい方は、保護猫や里親制度動物保護団体を利用すると手に入りやすいです。
黒猫は福猫として富の証として尊重されていた
以前はお札の肖像がになっていた小説家の夏目漱石。「吾輩は猫である」という有名な小説を読んだ方も多いのではないでしょうか。
「吾輩は猫である」の主人公も夏目漱石が37歳の時に実際に住みついた「野良猫の黒猫」をモデルにしており、福猫として可愛いがっていた猫なのです。
・吾輩は猫である (角川文庫) 文庫
外部リンク:吾輩は猫である (角川文庫) [文庫] 夏目 漱石
また中国では、黒色は天の中心にある北極星は常に動かないイメージから「皇帝の色」として定着をしていました。その後は黒猫が「富」の象徴として縁起が良い猫とされてきました。
まとめ
日本では宅急便のイメージキャラクターや、アニメの魔女のつかいとしても活躍している黒猫さん。
欧州では残念ながら黒猫が捨てられる数が増えていると言います。
これもSNSが普及した背景があるようですね。「自分が綺麗に写らないから」と言った理由で、黒猫以外の猫を引きとるのだとか。
またアメリカでは、ハロウィン時期に黒猫の譲度を控える習慣があります。たしかにイメージキャラクターに黒猫もありますよね。黒猫が捨てられるのを防いでいます。
個人的には黒い被毛と目の色が可愛いので「赤い首輪が似合いそうだな~」と感じます。
初めから黒猫の純血種であれば「ボンベイ」ですが、他の種類でも黒猫はたくさん存在しています。
血統にかかわらず保護猫や、里親制度を利用する方法もありますよ。
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