体重計に4.5kgと表示されても、それが多いのか少ないのかは、数字だけでは決まりません。英国の動物病院で記録された猫の体重は、中央値で4.16kgでした。ただ、同じ4.5kgでも、骨格の小さい猫には重く、大柄な猫には軽いことがあります。
次のどれかひとつでも当てはまれば、体重を測る前に動物病院へ
すぐ受診(夜間・休日は救急対応の病院へ)
- ぐったりしている
- 吐くことを繰り返す
- 呼吸が苦しそう(口を開けて息をする、お腹を大きく動かして息をする)
- 水をまったく飲まない
- 白目や歯ぐき、耳の内側の皮膚が黄色っぽい(黄疸)
その時点で、その日のうちに受診・相談(食べない時間は編集部の目安)
- 成猫が24時間以上、まったく食べない
- 生後2か月未満の子猫が、数時間続けてミルクやご飯をまったく口にしない
- 生後2か月以降の子猫・シニア猫・持病のある猫が、半日(約12時間)まったく食べない
- 太り気味の猫が、半日(約12時間)ほとんど食べない(体重が減る前でも連絡)
- 生後1か月未満の子猫の体重が、前回より増えていない、または減った(生後1日目の、出生時体重の1割までの一時的な減少を除く)
太り気味の猫では、食べない状態が続くと、肝臓に脂肪がたまる肝リピドーシスという命に関わる病気の引き金になるおそれがあります。体重が減ってきたときの急ぎ方は、記事の後半の表にまとめています。
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まず結論:猫の体重は中央値約4.2kg、適正かは体型で見る
英国の動物病院の記録では猫の体重の半数が3.30〜4.99kgですが、その猫に適正かどうかは、体型を9段階で見るボディコンディションスコア(BCS)が4〜5かで判断します。
| 対象 | 体重 | 資料 |
|---|---|---|
| 英国の動物病院を受診した猫(年齢の中央値7.7歳) | 中央値4.16kg(半数が3.30〜4.99kg) | Taylorら(2022年) |
| 英国で追跡した7〜10歳の猫(86%が雑種) | 約4.8kg(推定値)。16歳までに約4.3kgへ減少 | Pyeら(2025年) |
| 英国のラグドール(生後9か月超。2歳前後まで増える若い猫を含む) | 中央値4.46kg(半数が3.79〜5.19kg) | O’Neillら(2025年) |
中央値とは、体重を軽い順に並べたときにちょうど真ん中にくる値で、ごく重い猫が少しいても引き上げられにくい数字です。それでも、ラグドールという1つの品種の真ん中の半数だけで、3.79〜5.19kgと1.4kgの開きがあります。
適正体重は触って決める。BCS 5が理想
わき腹に手のひらを当てて軽く滑らせたとき、肋骨が薄い脂肪ごしに触れ、上から見て肋骨の後ろにくびれが見えるのがBCS 5です。世界小動物獣医師会の猫用の表をもとに、主な段階をまとめると次のとおりです。
| BCS | 触ったとき・見たときの様子(世界小動物獣医師会の表より) | 位置づけ |
|---|---|---|
| 3 | 肋骨が、ほとんど脂肪なしに簡単に触れる。腰椎がはっきり分かり、肋骨の後ろのくびれが目立つ | 理想より痩せている |
| 4 | 肋骨がわずかな脂肪ごしに触れる。肋骨の後ろのくびれがはっきり分かり、お腹は少し引き締まっている。お腹の脂肪はわずか | 理想よりやや細め(多くの猫で目標の範囲) |
| 5 | 全体のバランスがよい。肋骨は薄い脂肪ごしに触れる。くびれは見えるが目立ちすぎず、お腹の脂肪はわずか | 理想 |
| 6 | 肋骨を覆う脂肪がやや多い。くびれとお腹の脂肪はあるが目立たない | 過体重 |
| 7 | 脂肪で肋骨が触れにくく、くびれが見えにくい。お腹がやや丸みを帯びることがある | 過体重 |
| 8〜9 | 脂肪で肋骨が触れない。くびれがなく、お腹が丸く張り出す | 肥満 |
この記事の「過体重」「肥満」は、米国の動物病院協会と米国猫獣医師会の指針(ライフステージ編)の区分(表の右列)に合わせています。一方、世界小動物獣医師会の表には、とくに高齢の猫では6でも許容できる場合があるという注記があり、同会の栄養評価の指針は、ほとんどのペットで4〜5を目標にしています。シニア猫の目標をいくつに置くかは、動物病院で決めてください。
長毛の猫は、毛のふくらみで輪郭が実際より丸く見えるので、BCSを付けるときに頼りになるのは見た目より手の感触です。体重が同じでも、脂肪が増えて筋肉が落ちていることがあります。背骨の両脇や腰の骨が前より手に当たるようになったら、体重計の数字が変わっていなくても、記録にその日の感触を1行書き足します。

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7kg超の猫は、大型種か肥満かをBCSで見分ける
体重が7kgあっても、BCS 5なら骨格の大きい体型、BCS 6以上なら脂肪の多い体型です。品種による差もあり、英国の記録では、メインクーンとノルウェージャンフォレストキャットは雑種より重い傾向があり、バーマン、ペルシャ、ラグドール、シャムは雑種より軽めでした。品種によっては1歳を過ぎても体重が増え、ラグドールは2歳前後まで増え続けていました。その時期の増加が、そのまま肥満とは限りません。
別の定義では、コーネル大学猫健康センターの記事が、正常体重より20%以上重い状態を肥満としています。BCS 5のときの体重を正常体重とみなして当てはめると、いま7kgの猫は、その体重が約5.8kg以下なら肥満の範囲です(編集部の計算)。BCSの区分とは基準の立て方が違うので、この記事ではBCSの区分を優先しています。
その猫の「理想の体重」を知るには
健康診断などでBCSを付けてもらう日に、体重も一緒に記録してもらいます。BCS 5と言われた日の体重が、家の記録の基準になります。6以上と言われたら、減らし方も動物病院で決めてもらいます。
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家で測るなら同じ体重計・同じ時間帯・食事の前
家での測り方は、抱っこして人用の体重計で差し引く方法と、ベビースケールなどで直接測る方法の2つです。どちらも朝ご飯の前など毎回同じ場面で、成猫なら月1回測ります(編集部の目安)。食事やトイレの前後でも数字は動くからです。
人用の体重計で、抱っこして差を取る
- 飼い主が1人で乗り、数字を控える
- 猫を抱いて、もう一度乗る
- 2回目の数字から1回目の数字を引く
抱いた猫が身をよじるたびに表示が行ったり来たりするので、数字が止まるまで足を動かさずに待ちます。嫌がって暴れる猫は抱いたまま乗らず、キャリーに入れてキャリーごと測り、あとで空のキャリーの重さを引きます。
手軽ですが、細かい変化は分かりません。体重計には表示の最小単位があり、取扱説明書では「最小表示」や「目量」と書かれています。100g単位の体重計は、1回の読み取りで最大50g近く丸められます。差し引きでは2回分の読み取りを使うので、丸めだけでも差は100g近くずれることがあります(編集部の計算)。実際には体重計そのものの誤差も加わるため、200gの変化を追うには幅が大きすぎますが、大きな増減や半年ごとの傾向をつかむには役立ちます。
ベビースケールやペット用の体重計を使う
体重を細かく追うなら、ベビースケールやペット用の体重計が向いています。選ぶときは次の3つを確かめます。
- 表示が10g単位など細かいもの(取扱説明書の「最小表示」で確認)
- 猫が乗る台やかごが載る大きさで、最大計量(量れる重さの上限)が猫とかごを合わせた重さより大きいもの
- 容器の重さを0に戻せる風袋引きの機能があるもの
じっとしていない猫は、空のかごやキャリーを先に載せて表示を0に合わせ、そこへ入れて測ります。子猫なら、タオルを敷いた深めのボウルを載せて0に合わせたキッチンスケールで測れます。ボウルから這い出して落ちることがあるので、低い台か床の上で手を添えて短時間で済ませ、測っているあいだは目を離しません。
測るときにそろえること
- 体重計は1台に決める。動物病院の数字と家の数字は、同じ日でもずれることがあるので、同じ列に並べない
- 床の固い平らな場所に置く
- フードを替えた直後や減量中は、2週に1回に増やす(編集部の目安)
- 日付・体重・BCS・出来事を1行で残すと、あとで変化の理由を追えます
よくある失敗
- かごやタオルの重さを引き忘れる
- 嫌がる猫を押さえつけて測る。体重計そのものを避けるようになります
- 1回の数字だけで判断する
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子猫は週50〜100gずつ増えていれば順調
子猫は生まれたときに90〜100gほどで、生後3〜4か月までは1週間に50〜100gずつ増え、生後150〜160日ごろから増え方がゆるやかになります。
| 時期 | 体重の幅 |
|---|---|
| 生まれたとき | 90〜100g |
| 生後4週(約1か月) | 約290〜500g |
| 生後8週(約2か月) | 約490〜900g |
| 生後12週(約3か月) | 約0.7〜1.3kg |
| 生後16週(約4か月) | 約0.9〜1.7kg |
| 生後5か月〜1歳ごろ | 増え方がゆるやかになり、生後約13か月で増加が止まる |
生後4〜16週の体重は、出生時体重に1週間50〜100gの増加を週の数だけ足した計算で、特定の文書が示した値ではありません。幅の上に外れていても、子猫の食事の量は自己判断で減らさず、かかりつけの動物病院と決めます。下に外れているときや増え方が鈍いときは、次の目安で確かめます。
体重が思うように増えないときに動物病院へ連絡する目安は、時期で分けます(編集部の目安)。
- 生後1か月未満: 1g単位のキッチンスケールで、生後2週までは毎日、その後は3日ごとに測り、前回より増えていない、または減っていたら、その日のうちに動物病院へ連絡します(生後1日目の減少の目安は冒頭の囲みのとおり)
- 生後1〜4か月ごろ: 2〜3日おきに測ります。前回より減っていたら翌日にもう一度測り、それでも減っていれば動物病院へ連絡します。2回続けて増えていないとき、1週間の増え方が50gに届かないときも同じです
- 生後5か月〜1歳ごろ: 週1回測ります。増え方は自然にゆるやかになるので週50gは当てはめません。減っていたら成猫と同じく数日のうちにもう一度測り、それでも下がっていれば相談します。2週続けて増えていないときも相談します。13か月を過ぎたら月1回にし、受診の節の成猫と同じ線で見ます
食欲が落ちている、下痢や嘔吐があるときは、どの時期でも日数を待たずに、その日のうちに受診します。増え方が急に速くなった、あるいは鈍ったと記録で気づいたときも、その記録を次の診察に持っていきます。
MSD獣医マニュアルは、成長がおよそ生後200〜220日で終わるのが普通としていますが、英国の約200万頭の体重記録の分析では、体重の増加が止まるのは生後約13か月でした。1歳前後まで少しずつ増えていても、それだけで太りすぎとは限りません。
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体重の変化は割合で見る。4kgの猫の200gは5%
同じ200g減でも、4kgの猫では体重の5%、3kgの猫では約6.7%にあたるので、増減はグラム数ではなく元の体重に対する割合で比べます。
| 猫の体重 | 200g減の割合 | 体重60kgの人に置き換えると |
|---|---|---|
| 3kg | 約6.7% | 約4kg減 |
| 4kg | 5% | 3kg減 |
| 5kg | 4% | 2.4kg減 |
| 6kg | 約3.3% | 約2kg減 |
ゆっくり進む減少ほど、グラムで見ていると見落としやすくなります。慢性腎臓病の猫では、診断までの1年で体重が中央値8.9%減っており、診断の3年前にはすでに減少が見られていました(米国の569頭の調査)。4kgの猫に当てはめると1年で約360g、1か月あたり約30gです(編集部の計算)。1か月ごとの差は100g単位の体重計には表れませんが、同じ記録を半年、1年と並べれば、減り続けていることが分かります。
理由の分からない減少は、測り直しても減っていたら相談
減量をしていないのに前回の記録より体重が下がっていたら、翌日〜数日のうちに同じ条件でもう一度測り、それでも下がっていれば、減った量が小さくてもかかりつけの動物病院に相談します。容器の重さの引き忘れや体重計の誤差で、1回だけ下がって見えることがあるからです。症状を伴うときや、抱いて分かるほど急に痩せたときは、次の表の2行目以下に従います。
| 状況 | 急ぎ方 |
|---|---|
| 前回より下がっていて、数日以内の測り直しでも下がっていた(2回続けて) | かかりつけの動物病院に相談し、予約を入れる |
| 減少に加えて、食欲の変化(落ちた・異常に増えた)、嘔吐、下痢、水を飲む量やおしっこの増加のどれかがある。抱いて軽くなったと分かるほど急に痩せた | もう一度測るのを待たずに、早めに受診 |
| 冒頭の囲みの2段目に当てはまる(食べない時間を超えた、生後2か月未満の子猫が数時間口にしない、太り気味の猫が半日ほとんど食べない、生後1か月未満の子猫が増えない・減った) | その日のうちに受診・相談 |
| 冒頭の囲みの1段目のサイン(ぐったりしている、吐くことを繰り返す、呼吸が苦しそう、水をまったく飲まない、黄疸) | すぐ受診(夜間・休日は救急対応の病院へ) |
減量していないのに体重が減り続けるのは、それだけで原因を調べてもらう理由になります(米国猫獣医師会のシニアケアガイドライン)。ほかに目立つ症状がないまま、消化器の病気で体重だけが減っていくこともあります。参照した資料には「何%減ったら受診」という目安は見当たらず、割合の表の数字は、減り方の大きさを比べるためのもので、病院へ行くかどうかの基準ではありません。
動物病院へ行くときは、体重の記録と、食べた量、水を飲む量やおしっこの変化のメモを持っていくと、診察で比べてもらえます。よく食べるのに痩せるのは、甲状腺機能亢進症で見られる症状の組み合わせでもあります。
10歳を過ぎると、平均では体重が減っていく傾向があります。英国で高齢の猫を追った調査では、16歳までに平均で約4.3kgまで下がっていました(推定値)。ただ、オスで11歳、メスで10歳より前の減少は、病気が隠れていないか調べる理由になり得ます。それより上の年齢でも、年齢のせいと決めずに記録を見せて相談します。
よくある質問
猫の体重の増減を人間に換算するには、増減の割合を人の体重にかけ、4kgの猫の200g減なら体重60kgの人の3kg減にあたります(編集部の計算)。
猫の体重を人間に換算すると何kgですか?
参照した資料に決まった換算式はありません。同じ1kgでも軽い猫ほど重みが大きく、4kgの猫の1kgは体重の25%、体重60kgの人なら15kgにあたります(編集部の計算)。
オス猫とメス猫で平均体重は違いますか?
オスのほうが重い傾向があり、英国の動物病院の記録でも、オスはメスより重いという関係が出ています。ラグドールでは中央値でオス4.97kg、メス3.83kgでした。
避妊・去勢のあとに体重が増えるのは普通ですか?
珍しいことではなく、避妊・去勢は体重の増加と結びつきやすいため、手術の時期は食事を見直す機会になります。肋骨が触れにくくなった、くびれが消えてきたなどBCSが上がってきたときは、次の健康診断を待たずにご飯の量を動物病院で相談してください。成長期の子猫は体重が増えるのが普通なので、体重の数字だけで食事を減らさないようにします。
毎月同じ日に、日付・体重・BCSを1行記録
猫の体重は、平均との差より、その猫の体型と前回からの増減の割合で見ます。月に1回、朝ご飯の前に測り、「9/14 4.20kg BCS 5くらい フード変更なし」の形で1行ずつ足していけば、翌月には前月からの増減を割合で出せます。BCSの見当は書くついでに上の触り方で付けておき、理由の分からない減少が測り直しても続いていたら、動物病院に相談します。

この記事について
ふぁみもん編集部が、公開されている資料をもとに執筆・編集しました。文章の下書きと公開前の点検に生成AIを補助として使い、採否と最終判断は編集部が行っています。獣医師など資格を持つ専門家の監修は受けておらず、生成AIによる点検は専門家の確認には当たりません。一般的な情報であり、個々の猫の診断・治療はかかりつけの動物病院の判断を優先してください。点検の手順と訂正の方針は編集方針に、誤りのご指摘はお問い合わせへお願いします。
参考資料:
- Recording of body weight and body condition score of cats in electronic health records from UK veterinary practices(Taylor Sら, J Feline Med Surg・2022年・英語)— 参照日 2026-09-14 / 使った箇所: 英国の動物病院の記録(年齢の中央値7.7歳)での体重の中央値4.16kg(四分位範囲3.30〜4.99kg)、体重とオス・メス、品種群の関係(メインクーン・ノルウェージャンフォレストキャット>雑種>バーマン、ペルシャ、ラグドール、シャムなど)。
- Longitudinal changes in bodyweight, body condition, and muscle condition in ageing pet cats(Pye CRら, Frontiers in Veterinary Science・2025年・英語)— 参照日 2026-09-14 / 使った箇所: 7〜10歳の推定平均4.77〜4.82kg(本文では約4.8kg)と16歳までの4.30kg、対象の86%が雑種であること、10歳を過ぎると体重の減少が始まること、オス11歳・メス10歳より前の体重やBCSの低下が背景の病気を調べる理由になり得ること。
- Demography, common disorders, cause-specific mortality and life expectancy of Ragdoll cats under primary veterinary care during 2019 in the UK(O’Neill DGら, Companion Animal Health and Genetics・2025年・英語)— 参照日 2026-09-14 / 使った箇所: ラグドール(生後9か月超の記録)の体重の中央値4.46kgと四分位範囲3.79〜5.19kg、オス4.97kg・メス3.83kg、2歳前後まで体重が増え続けること。
- Body Condition Score(Cat)(世界小動物獣医師会 WSAVA・2020年更新・PDF・英語)— 参照日 2026-09-14 / 使った箇所: 9段階のBCSで5が理想であること、BCS 3〜9の触ったとき・見たときの記述、高齢の猫では6でも許容できる場合があるという注記。
- WSAVA 栄養評価ガイドライン(日本語版)(世界小動物獣医師会・PDF)— 参照日 2026-09-14 / 使った箇所: ほとんどのペットで9段階の4〜5のBCSが目標であること、正確な評価には触ることが欠かせず中毛〜長毛の動物でとくに必要であること。
- 2021 AAFP Feline Senior Care Guidelines(米国猫獣医師会 AAFP, J Feline Med Surg・2021年・英語)— 参照日 2026-09-14 / 使った箇所: 体重の変化を猫の大きさと照らして考え、小柄な猫では割合の変化が大きな意味を持ち得ること、体重が一定でも体組成は変わること、説明のつかない体重・BCS・筋肉の状態の傾向は病気として調べるべきこと、体重減少が消化器の病気の唯一のサインのことがあること、甲状腺機能亢進症の症状の例(体重減少・食欲の亢進など)。
- 2021 AAHA/AAFP Feline Life Stage Guidelines(米国動物病院協会 AAHA・米国猫獣医師会 AAFP, J Feline Med Surg・2021年・英語)— 参照日 2026-09-14 / 使った箇所: BCS 6〜7を過体重、8以上を肥満とする区分、避妊・去勢は体重の増加と関連し食事と肥満のリスクを見直す時期であること。
- Feeding Practices in Small Animals(MSD獣医マニュアル(Merck Veterinary Manual)・英語)— 参照日 2026-09-14 / 使った箇所: 子猫の出生時体重90〜100g、生後3〜4か月まで1週間に50〜100g増えること、生後150〜160日で増え方がゆるやかになり始めること、成長は200〜220日で終わるのが普通という記載。
- Management of the Neonate in Dogs and Cats(MSD獣医マニュアル(Merck Veterinary Manual)・英語)— 参照日 2026-09-14 / 使った箇所: 生後1日目に出生時体重の最大10%の一時的な減少は許容されること、子猫が1週間に50〜100g増えること、体重を生後2週まで毎日、生後1か月まで3日ごとに記録すること。
- Calculation of standard bodyweights for dogs, cats, rabbits, and guinea pigs(Becker SDら, PLOS ONE・2025年・英語)— 参照日 2026-09-14 / 使った箇所: 英国の猫約200万頭の体重記録から、体重の増加が止まる時期を12.8か月と推定したこと。
- Growth standard charts for monitoring bodyweight in intact domestic shorthair kittens from the USA(Salt Cら, PLOS ONE・2022年・英語)— 参照日 2026-09-14 / 使った箇所: 成長の記録が標準から外れていく子猫では、食事と飼い方の見直しや、必要に応じた検査を検討できること。
- Evaluation of Weight Loss Over Time in Cats with Chronic Kidney Disease(Freeman LMら, J Vet Intern Med・2016年・英語)— 参照日 2026-09-14 / 使った箇所: 米国の慢性腎臓病の猫569頭、診断前12か月の体重減少が中央値8.9%で、診断の3年前にはすでに減少が見られたこと。
- Feline Hepatic Lipidosis(MSD獣医マニュアル(Merck Veterinary Manual)・英語)— 参照日 2026-09-14 / 使った箇所: 肝リピドーシスが命に関わり得る猫の肝臓の病気であること、食欲不振や食事がとれない状態を起こす病気が太った猫で肝リピドーシスの素地になること、症状に黄疸が含まれること。
- Disorders of the Liver and Gallbladder in Cats(MSD獣医マニュアル 飼い主向け・英語)— 参照日 2026-09-14 / 使った箇所: 黄疸が皮膚・粘膜・目に見える黄色みであること。
- Obesity(コーネル大学猫健康センター・英語)— 参照日 2026-09-14 / 使った箇所: 猫の肥満を一般に正常体重より20%以上重い状態とみなす定義。
編集部の計算・目安(上記の資料が示した値や基準ではありません)
- 生後4〜16週の体重の幅: 出生時体重90〜100g+週数×1週間の増加50〜100g
- 増減の割合と人への置き換え: 増減したg ÷ 元の体重g × 100。人への置き換えは、その割合を人の体重(60kgの例)にかけたもの
- 慢性腎臓病の猫の8.9%を4kgの猫に当てはめた値: 4kg × 8.9% = 約360g/年、12で割って約30g/月
- 100g単位の体重計で差し引くときの丸めのずれ: 1回あたり最大50g近く、2回分で100g近く
- 7kgと約5.8kgの関係: 7 ÷ 1.2(BCS 5のときの体重を正常体重とみなした場合)
- 測る間隔: 成猫は月1回、フードを替えた直後や減量中は2週に1回、生後1〜4か月は2〜3日おき、生後5か月以降は週1回、13か月以降は月1回
- 子猫の相談の目安: 生後1か月未満は前回より増えない・減ったらその日のうちに、生後1〜4か月は減っていたら翌日にもう一度測って確かめる、2回続けて増えない、または週50gに届かない、生後5か月〜1歳ごろは減っていたら数日のうちにもう一度測って確かめる、または2週続けて増えない
- 体重が減ったときの急ぎ方の表と、数日のうちに測り直す手順
- 冒頭の囲みの食べない時間: 成猫は24時間、生後2か月未満の子猫は数時間、生後2か月以降の子猫・シニア猫・持病のある猫・太り気味の猫は半日
最終更新: 2026年9月16日(更新内容: 新規公開)



