「何回教えてもトイレが上手にできない」
猫は早くにトイレを覚えやすい動物と言われていますが、それはあくまで目安。なかなかトイレを覚えられなくて困っている飼い主さんも多いはずです。
口で言うだけじゃなかなか難しいですし、イライラして怒鳴るなんてもってのほか。
ではどうしたら・・・ということで、今回は猫ちゃんいトイレのしつけをする時のコツや注意点をまとめていきます。
猫にトイレをしつける時の4つのコツ
「なかなかトイレを覚えてくれなくてイライラしちゃう」
という方も多いと思いますが、そこは少し冷静になりましょう。
猫ちゃんにトイレのしつけをする時は、いくつかのコツがあります。
それは、
②トイレの場所を教えてあげる
③トイレサインが出たらトイレまで連れていく
④トイレにその子の臭いが付いたものを置く
の4つを意識してみてください。
①失敗したときに怒らない
「なんでこんなとこでおしっこするの!」とついつい怒鳴ってしまいがちですが、これは逆効果です。ビビッてしまい、トイレ=怒られると思ってしまいます。
こんな時は、大きな声を出すのを我慢して、トイレの場所を再確認させるのと、飼い主さんが片づけているところを猫ちゃんに見せてください。
こうすることで、少しづつトイレの場所を覚えるようになります。
②トイレの場所を教える
「あなたのトイレはここだよ!」
と、しつけを始める前に実際に飼い主さんがそこまで連れてってあげて教えてあげます。
いきなり覚えられる猫ちゃんはほとんどいませんが、まずはこうやって教えてあげることが大切です。
③トイレサインが出たらトイレまで連れていく
猫ちゃんは、
・何回もかがむ仕草をする
・床に伏せてニャーニャー鳴いている
など、トイレサインを出すことが多いです。
こんな時は、飼い主さんが抱っこしてトイレまで運んであげましょう。
そうすることで、「トイレ行きたいときはここにこればいいんだな!」と覚えるようになります。
関連記事:子猫の鳴き声からわかる気持ちとは?
④トイレにその子の臭いがついたものを置く
猫ちゃんは自分の臭いがついた場所(マーキング)で用を足そうとします。
例えば、いつも使っているシーツや、おしっこする時に失敗して拭いた布などをそっとトイレに置いておきます。
そうすることで、次にトイレに行くときに臭いを辿ってトイレでするようになるというわけです。
猫がトイレに失敗してしまう理由って何?
猫ちゃんがトイレを失敗してしまうのには、
・トイレのサイズが小さい、しにくい
・トイレの砂が嫌だ
・トイレが汚い
・泌尿器系の病気
・発情中
などが主な理由として考えられます。
猫ちゃんはとってもデリケートな動物なので、猫砂が気に入らなかったりトイレが汚い、トイレの感覚になかなか慣れないなど、ちょっとのことでも失敗しがちです。
中には、トイレのサイズが小さすぎても上手にできない子がいます。
また、発情中などの時は「スプレー」といって、自分の臭いをまき散らすためにおしっこを色んな所でする猫ちゃんもいます。
泌尿器系の病気があると我慢できないなどもあります。
関連記事:発情期に見られる猫の行動と対処法まとめ
トイレ以外でされた場合に注意すること
トイレのしつけ中は、いろいろなところでトイレをされると思います。
そんな時に一番注意するのは、臭いがそこら中につかないようにすることです。
・消臭スプレーなどで臭い対策をする
ことがとっても大事です。
特に臭いについては、家のそこら中に残ってしまうと、猫ちゃんがなかなかトイレを覚えられず、そこでおしっこをしてしまうこともあります。
すぐにふき取った後は、猫用の消臭スプレーなどで必ず臭い対策するようにしましょう。
トイレの数は複数?それとも1つ?
「うちは飼い猫が3匹いるんだけど、トイレは何個用意すればいいの?」
トイレの個数って意外と悩みます。人間だと家に1つでも問題ないですが、猫ちゃんはいくつがベストなのか。
これは、「猫の数+1」が目安としておすすめです。
猫ちゃんは自分の臭いがついている場所で便をしたがるので、最低限でも猫ちゃんの数分はトイレがあったほうがいいです。そして、+1は何かあった時の非常時のためです。
・・・といっても、これも実は猫ちゃんによって違います。
うちは3匹猫ちゃんがいます(うち2匹は兄弟猫)。
が、トイレの数は2個で足りていて、困ることは今のところないんです。兄弟猫ちゃんが一緒のトイレを使ってるので・・・何かその辺の関係があるかもしれません。
トイレを置く場所はこんなところがおすすめです
トイレを置く場所については、
・目の届く
・なるべく静かな場所
が理想です。
そんな都合のいい場所なかなかない・・・と思いますが、なるべくこういった環境に近い場所を選んであげてください。
こういった場所の方が、猫ちゃんも落ち着いてトイレができますし、臭いもこもりにくいです。また、飼い主さんがたまに見てあげることで、猫ちゃんに病気がないかなどのチェックもできます。
うちは、リビングの端と祖父たちが暮らしているお部屋に1つずつ置いてあります。
その家によっていろいろと事情があると思いますので、ベストな場所にトイレをおいてあげましょう。
トイレのしつけを始める目安はこのくらいの時期
猫ちゃんは、生まれて間もない時は上手におしっこができないため、母猫がいるこはお尻をなめてもらうなどでぃて、おしっこがでるように促します。
ペットショップなどでは、最初はスタッフさんが母猫の代わりにこれをします。
これが成長とともに、自分一人でおしっこすることができるようになります。
それがだいたい1ヶ月ごろ。
このタイミングで、トイレのしつけスタートするのがおすすめです。
まだまだ小さい猫ちゃんですが、少しずつ教えていくようにしましょう。
関連記事:生後1か月の猫ちゃんの育て方まとめ
まとめ
猫ちゃんへトイレのしつけをするのは、犬よりも簡単と言われています。
が、もちろんその子によって違います。
なかなかトイレを覚えてくれなくて悩む・・・という方は、ぜひこの記事を参考にしつけをしてみてくださいね。
トイレのしつけは、その子どとで覚えるタイミングも違いますので、飼い主さんごとで大変さもまちまち。簡単に覚えてくれれば楽ちんですが、なかなかそうはいかない子も多いです。
でも、しっかりしつけすれば必ずトイレを覚えてくれます。焦らずに猫ちゃんと向き合ってトイレを教えていきたいですね。
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