猫って無類のダンボール好きですよね。我が家の猫も箱の中で寝てみたり、かじったり、爪をといだりするのに年中ダンボールが活躍しています。
猫は生後5週間程度から、自分で爪とぎをするようになりますが、中には柱やソファーに爪をとぐ猫や、市販の爪とぎに反応しない猫もいます。ただ、爪とぎを放置をしておくと家の中がボロボロになってしまうので、爪とぎのトレーニングも重要になってきます。
今回は理想の場所で猫に爪とぎをしてもらうために、おすすめするダンボール製のグッズを含めて紹介していきます。
食事と同じくらい大切な猫の爪とぎ
猫の爪は三日月形。草刈り用のカマのような鋭利な形をしていますので、猫パンチをされると人間の手は簡単に傷が付きます。
猫は毎日かかさず爪とぎをする生き物ですが、以下のような意味があります。
猫から爪とぎを取り上げてしまうとストレスになりますので、辞めさせることは不可能!と考えてくださいね。猫の爪とぎは「いかに辞めさせるか?」ではなく「いかに家具をボロボロにさせないか?」が焦点になってきます。
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猫は爪とぎをする時にダンボールが活躍する
市販で売られている猫の爪とぎの種類は豊富で、
といった素材があります。
ロープタイプ、カーペットタイプは、キャットタワーの柱部分に使われていることが多く設置場所が限られており価格も高めです。
木製タイプは天然の木材を使っていますが、猫はあまり好む素材ではないようです。ダンボールは柔らかく、持ち運びも便利のため、猫の爪とぎとして役に立ちます。
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猫の爪とぎの設置数はどのくらいが理想?
猫は爪とぎのために部屋を移動する生き物ではないので、色々な場所に設置してあげるといいですね。爪とぎの数が少なければ家具や壁に磨ぐ回数も増えるので、各部屋に1つずつ設置していきましょう。
我が家はリビング、廊下、寝室、猫のトイレ前に設置していますが、できるだけ日当たりの良い場所に置いています。
ベーシックな細長い平型の爪とぎ
横置きで使う爪とぎの中でも一番ベーシックな爪とぎ。クズが多く出てしまうデメリットもありますが、片面がボロボロになっても、ひっくり返せば裏面が使えるので経済的な爪とぎです。セット売りも多く、粉状のまたたびを振りかけて使う爪とぎが主流となっています。
我が家は、平型タイプの爪とぎを「猫トイレの前に設置」しています。猫は排泄前後の緊張を和らげるために爪とぎをする習性があるので、猫トイレの近くに爪とぎ置くようにするといいですよ。
・ペティオ (Petio) 両面使えるつめみがき 3コパック
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猫用ベッドしても使えるサークル状の爪とぎ
ダンボールのカスが気になる方は、サークル上の爪とぎがおすすめです。底やサイドがダンボールでできているので360度爪とぎが可能となっています。
さらに猫一匹が猫鍋のように寝られるので、猫ベッドとしても重宝します。多頭飼いは猫の頭数分用意をしないと椅子取りゲームのようなケンカが始まりますので要注意です。
・ミュー (mju:) 爪とぎ ガリガリサークル スクラッチャー インテリア ティーブラウン レギュラー
外部リンク:ミュー (mju:) 爪とぎ ガリガリサークル スクラッチャー インテリア ティーブラウン レギュラー
昼寝用にピッタリな浅い丸型爪とぎ
丸型でも深さが浅いタイプもあります。日当たりが良い窓際に置いていますが「昼寝用」として使っている印象がありますね。体をはみだした形で寝ているのが落ち着くようで…パトロールが必要なオス猫は、ここに座って外を眺めている感じですね。
・猫の つめとぎ 丸型
外部リンク:DCMブランド 猫のつめとぎ 丸型
ストレスマックス時に重宝する波型爪とぎ
床置きタイプの高低差がある波状の爪とぎですが、両面使えるタイプが多いので経済的です。我が家の猫は爪とぎを使い分けているらしく、波型タイプはストレスが溜まった時に爪を磨ぐ回数が多くなります。
幅が広く安定感があるので足の踏ん張りがいいのでしょう…不満が溜まってイライラしている時に体重をのせて「バリバリバリバリ…」といった感じです。走り回っている時も途中で爪とぎに八つ当たりをしている始末です。
・fiveAstar 猫 爪とぎ ダンボール 板 両面 ねこ つめとぎ 段ボール 猫用 スクラッチャー バリバリ ベッド 43×22×4cm 2個 セット A321
外部リンク:fiveAstar 猫 爪とぎ ダンボール 板 両面 ねこ つめとぎ 段ボール 猫用 スクラッチャー バリバリ ベッド 43×22×4cm
猫の爪とぎはしつけが必要?
じつは猫も爪とぎもトレーニングが必要とされていて、突然ダンボール製の爪とぎを与えても、興味をしめさない場合があります。
このような時は、猫がよろこぶ「またたび」や「おやつ」を、爪とぎの上に置いてみましょう。「ソファーや壁以上に気持ちが良い爪とぎがあるよ」と根気強く教えていきます。
猫は、毎日どこかで爪とぎをしていますが、自分の寝床では爪とぎをしない習性があります。ソファーや壁に爪とぎをされて困っている方は、爪を磨ぐ場所に猫ベッドを置いてみる方法もあります。
まとめ
ダンボールの爪とぎは使い捨てですので、ボロボロになった時点で交換をします。
猫は一度でも同じ所で爪を磨いでしまうと、同じ場所で爪とぎをし続ける習性があります。この爪とぎの場所が家具やソファーにならないためにも、トレーニングが大切になってくるのです。
素材や形の好みも猫によって異なるため、爪とぎは何種類か用意しておくといいですね。
爪の先端を切って辞めさせる方法もありますが、まずは猫が爪とぎをする場所を覚えることが先決です。飼い主が理想とする場所で爪とぎを覚えたら、爪切りにチャレンジしていきます。
お洒落な爪とぎもありますが、意識しすぎて猫が気に入らない可能性もあるので、まずはベーシックな爪とぎを選ぶようにしてくださいね。
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