子猫はいつからOK?スムーズに爪切りする3つのコツ

猫の爪切りはいろいろなリスクを減らすためにも、必ず飼い主さんが責任を持ってしてあげるべきケアの一つです。

特に子猫の場合は、体もまだ小さいのに爪切りが必要なの?と思っている方もいるかもしれません。

今回は、特に子猫ちゃんの爪切りについて、爪切りを始める時期や頻度、やり方などについて記事にまとめていきます。

猫の爪切りが超大切な4つの理由

猫ちゃんは家の中で飼っているケースがほとんど。

野良猫などは外を歩いているとき、自然に爪がすり減って丸くなっていくのですが、飼われている猫ちゃんは爪が伸びたい放題に。

そんな猫ちゃんに爪切りが大切な理由は、

① 肉球が傷つくのを防ぐ
② 飼い主さんがケガするのを防ぐ
③ 家の家具などを爪とぎから守る
④ 数匹猫を飼っている人は、他の猫ちゃんが傷つくのを防ぐ

ことを防ぐためにも超大切です。

伸びた爪で壁や家具など、家のあらゆるところで爪とぎをされてしまったら…もう言うまでもありませんね。

また、伸びた爪が肉球に食い込んでしまったり、人やほかの猫などを傷つけてしまうこともあります。

なので、飼い主さんによる定期的なチェックと爪切りは超大切なんです。

子猫の爪切りはいつからOK?

子猫の爪切りは、生後1ヵ月くらいからしてあげましょう。

理由は、

・このくらいの時期から始めることで、「爪切り」ということに慣れさせる
・動きが活発になってくる前に行っておく

ことがあります。

小さい時から爪切りに慣らしておけば、大人猫になってもスムーズに爪切りしやすいです。

また、元気に活動しだす前に爪を切っておく事で、ケガなども防げることになります。

ちなみに、この頃の爪はまだ柔らかいので、爪の先の部分をちょっとだけ切る程度でOK。

爪切りの頻度は、約10日くらいごとに様子を見てあげて、もし伸びているようなら切るようにしてあげましょう。

関連記事:生後すぐの子猫ちゃんの育て方

スムーズに子猫の爪切りをする3つのコツ

猫は爪切りが嫌いな子が多く、無理矢理捕まえて爪切りしようとすると、ひっかいてでも逃げようとする子もいます。

そんな時、以下の3つのコツを意識すると、より爪切りがやりやすくなりますよ。

その① 爪切りする時は後ろから抱っこしてあげて

まずは、爪切りする子猫ちゃんを少しでも安心させてあげるのが大切です。

これは、爪切りの時に後ろから抱きかかえるようにしてあげると、安心できる子が多いです。

大人の猫ちゃんを後ろから抱っこすると、猛烈に拒否されることもありますが、子猫なら大丈夫でしょう。

そして、爪切りしながらお話ししてあげるといいです。

飼い主の声でも安心できるため、おとなしくしてくれる可能性が高まります。

その② なるべく時間をかけないようにする

いくらおとなしくしてくれていても、何分も同じ体制で爪切りを続けるのは難しいです。

なので、猫ちゃんが爪を出したら、なるべく素早く躊躇せずに切りましょう(肉の部分まで切らないように注意してくださいね)。

そして、動き出したら一旦離してあげるのも大切です。一気に切ろうとせずに、何本かずつなど少しずつ進めていくとよいですね。

嫌がったら中断してあげることも覚えておきましょう。

その③ 足をつかむ時は優しく

猫の足は強く握らず、優しく優しく掴んであげましょう。

これは無意識に強く握ってしまう事もあるので、気をつけたいところです。

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爪切りの時に用意するもの

爪切りの時に用意すべき物は、以下のとおりです。

・猫用の爪切り
・爪やすり
・止血剤(市販の止血剤でOK)
・掃除機やコロコロなどの粘着クリーナー

思いのほか、切った爪は飛ぶので掃除機やクリーナーは絶対にあった方がいいです。

また、万が一深爪してしまった時などおために、止血剤なども用意しておきます。

子猫の爪切りの進め方

準備が整ったらいよいよ爪切りに取りかかります。

進め方は、以下の手順を参考にしてみてください。

① 子猫が安心できる体勢を取らせる
② 片足を持ったら、肉球を優しく押して爪を出す
③ 爪の先の透明な部分を切る
④ 足をかえて同じように爪を切る

では、それぞれの手順について、もうちょっと詳しくお話してきましょう。

① 子猫が安心できる体勢を取らせる

安定した場所や飼い主さんの膝の上など、猫が安心できる楽な体勢を取らせます。

上で書いたように、後ろから抱っこしてあげるといいですね。

② 片足を持ったら、肉球を優しく押して爪を出す

猫ちゃんは、普段は肉球の中に爪を隠しています。

なので、まずは爪の部分を親指と人差し指で上下から挟むように優しく押してみてください。

そうすると、爪が外に出てきます。

③ 爪の先の透明な部分を切る

飛び出した爪の根元半分ほどは、神経と血管が通っているクイックと呼ばれています。

クイックより手前(爪先の透明な部分)を1.5~2㎜くらいを切ります。

足の親指も切るのを忘れずに。

④ 足をかえて同じように切る

1本の足が終わったら、ほかの足を同じ手順で切ってあげましょう。

どうしても自分でできないときは動物病院などにお願いするのもあり

「猫ちゃんが暴れてどうしても自分で爪切りできない」

なんてときは、動物病院でもお願いする事ができます。

・・・実はうちで飼っている猫ちゃんの中の1匹も、どうしても暴れて爪切りできない子がいたので、病院の先生に切ってもらっています。

慣れてこれば、そのうち家出も爪切りできるようになるかもしれませんしね。

どうしても無理な場合はいきつけの動物病院などで聞いてみましょう。

まとめ

体の小さい子猫の爪切りとなると、躊躇してなかなか切れない・・・なんてこともあります。

ただ、猫ちゃんにとって爪切りは大切。定期的なケアは必ず必要になります。

この記事を参考にして、しっかり爪切りをしてあげてください。

関連記事:子猫のキャットフード選びのポイントまとめ

ラス
ラス

爪切りはとても大切・・・だけど全然切らせてくれない!と悩んでいる飼い主さんも多いですよね。そんな時はぜひこの記事を参考にしてみてください。子猫ちゃんのことを中心に書きましたが、大人猫ちゃんでも十分対処できるはずです!

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