猫の呼吸が速い・口呼吸|眠って40回超ならすぐ電話

ソファで眠っている猫のお腹が、いつもより小刻みに上下している。そんなときに見るのは、1分間の回数と、息の仕方の2つです。口を開けて息をしている、お腹を大きく動かして息をしているときは、回数を数えるより先に動物病院へ電話してください。

次の様子があれば、この先を読む前に動物病院へ電話してください

  • 口を開けて息をしている(遊んだあとでも同じです。休ませてすぐ閉じたときは、その日のうちにかかりつけへ)
  • 暑い部屋や車の中にいたあとで、ハアハアと息をしている、よだれが出ている(涼しくして落ち着いても受診します)
  • お腹や胸を大きく動かして、がんばって息をしている
  • 体を低くして首を前に伸ばした姿勢のまま、じっとしている
  • 静かに眠っているのに、呼吸が1分間に40回を超える(15秒で11回以上)
  • 歯ぐきの色が白っぽい、灰色、または青っぽい
  • ぐったりしている、倒れた
  • 後ろ足を急に引きずる・動かせない、足先が冷たい、痛がって大きな声で鳴く

夜間・休日は救急対応の病院へ。電話で様子を伝えてから向かいます。苦しそうな猫は興奮させると悪くなるので、出発する前に病院へ運ぶときの注意だけ読んでください。

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まず結論:眠って35回超は当日相談、40回超はすぐ電話

眠っている成猫の呼吸は1分間に16〜40回が目安で(PDSA)、何度数えても35回を超える(15秒で9回以上)なら当日中に電話で相談、40回を超える(15秒で11回以上)ならすぐ電話です。

安静時呼吸数とは、猫が休んでいるときや眠っているときに1分間にする呼吸の回数のことです。遊んだ直後や病院の待合室では数が上がるので、比べるのはいつも眠っているときの数です。

呼吸の数と様子による受診の目安(出典は記事末尾。35回・40回の線は編集部の目安)
様子 1分間の回数(15秒の回数) どうする
静かに眠っている成猫 35回以下(8回以下) 日付と回数をメモして見守る
静かに眠っていて、何度数えても35回を超える 36〜40回(9〜10回) その日のうちに、かかりつけに電話で相談する(受診するかは電話で決める)
静かに眠っているのに40回を超える 41回以上(11回以上) すぐ電話する(夜間・休日も)
激しく遊んだ直後・来客や通院での興奮(口は閉じている) 一時的に速くなることがある 静かな場所で休ませ、落ち着いてから数え直す
暑い部屋や車の中にいたあとで、ハアハアしている 回数に関係なく 熱中症を疑い、涼しい場所で冷やしてから、すぐ電話する(落ち着いても受診)
口を開けて息をする・お腹で大きく息をする・首を伸ばしてうずくまる 回数に関係なく 今すぐ受診する(夜間・休日も電話してから向かう)

心臓病などで治療中の猫は、かかりつけが「何回を超えたら連絡」と決めていれば、その数を優先してください。

回数が目安の中に入っていても、口の開き方やお腹の動きがおかしい、呼吸の様子が心配というときは、数字より様子を優先して連絡します。

呼吸数は15秒数えて4倍する

呼吸数は、夢を見ていない静かな眠りのときに胸の上下を1回として15秒数え、その数を4倍して出します。

スマートフォンのタイマーを15秒に合わせると数えやすく、15秒で9回なら36回、11回なら44回です。15秒では心もとないときは、1分間まるごと数えてもかまいません(PDSA)。35回や40回の境目に近いときは、1分間で数え直すと確かです。夢を見ているときは呼吸が速くなりやすいので、その間は数えません。

日の差す木の床で横向きに静かに眠る白黒の猫
写真はイメージです

数えるときのコツ

  • ヒゲや足がピクピク動いている間は数えない。静かな眠りに戻るまで待つ
  • 体には触らず、少し離れたところから胸かお腹の動きを見る。触ると目を覚まして、数が上がる
  • 長毛の猫は胸の動きが見えにくい。脇腹の毛の流れが上下するのを見ると数えやすい
  • 部屋が暗いときは、スマートフォンのライトを壁に当てて、間接の明かりで見る
  • 食後すぐ、遊んだ直後、暑い部屋では数えない
  • 「呼吸がおかしい」と感じた日は、スマートフォンで30秒ほど動画を撮っておく

健康なうちに何日か数えておくと、その猫のふだんの数が分かります。決まった間隔で記録を続ければ、獣医師が変化を読み取る材料になります。ふだん24回前後の猫が、何度数えても35回を超える(15秒で9回以上)ようになったら、その日のうちに電話で相談します。

あわせて読みたい猫の睡眠時間は1日12〜18時間|年齢別の目安とピクピクの見分け

遊んだ直後の速い呼吸は口で見分ける

遊んだ直後や興奮したあとの速い呼吸は、口を閉じたままなら休ませて数え直し、口を開けたら、すぐ閉じてもその日のうちにかかりつけへ連絡します。

運動のあとの健康な猫のように、速い呼吸がいつも病気のサインとは限りません。ただし、口は別です。猫はほとんどいつも鼻で息をするので、ハアハアと口で息をしているなら、強いストレスを受けているか、息がかなり苦しいかのどちらかです(PDSA)。休ませても口を閉じないとき、お腹が大きく動くときは、今すぐ受診です。

一時的に速くなった呼吸と、電話する呼吸の見分け方(出典は記事末尾)
見るところ 一時的に速くなった呼吸 電話する呼吸
きっかけ 激しく遊んだ直後、来客や通院で興奮した 思い当たるきっかけがない、くつろいでいるときや眠っているときに速い
口 閉じたまま。静かな場所で休むと落ち着く 口を開けた(すぐ閉じてもその日のうちに電話)、休ませても口を開けたまま(今すぐ)
体の動き 胸が少し速く動く程度 お腹や胸が大きく動く、首を前に伸ばす
ほかの様子 落ち着けば、ふだんどおり食べる・歩く ぐったりしている、よだれ、歯ぐきや舌の色がおかしい
部屋の暑さ 涼しい部屋にいた 暑い部屋や車の中にいた(熱中症を疑う。落ち着いても受診)

暑い部屋や車の中にいたあとのハアハアは、遊んだあととは分けて、熱中症を疑います。猫が運動しすぎて熱中症になることはまれで、多くは物置や車など暑い場所に閉じ込められて起こります。英国の動物病院団体PDSAの解説では、熱中症は重い脱水や臓器の障害を起こして命に関わる状態で、早く冷やすほど回復の見込みが高くなります。すぐエアコンの効いた涼しい部屋に移し、水道の冷たい水を鼻や口にかからないようにゆっくり体にかけ、扇風機などで風を当ててから、できるだけ早く動物病院に電話します。濡れタオルで体をくるむと、かえって熱がこもります。水は口元に出し、無理には飲ませません。冷やして落ち着いたように見えても、そのまま病院で診てもらってください。

口を閉じたまま速くなるだけでも、少し遊んだだけで息が上がることが何度もある、前より息が上がりやすくなった、という場合は、その日のうちにかかりつけに電話して受診の日を決めます。苦しそうではない軽い呼吸の変化でも、予約を取って診てもらいます。

口呼吸・お腹で息・首を伸ばすなら今すぐ

息の仕方の異常は、回数を数えている時間が惜しいサインで、見つけたらすぐ動物病院に電話して向かい、夜間・休日なら救急対応の病院へ行きます。

猫のふだんの呼吸は、よく見て耳を澄まさないと分からないほど静かです。音がする、速い、胸やお腹が大きく動くときは、問題のサインであることが多く、苦しいときには浅い呼吸や、白っぽい・灰色・青っぽい歯ぐき、倒れることも見られます(PDSA)。

眠っている猫のお腹が小さくゆっくり上下するのは、ふつうの寝息です。見るのは動きの大きさと速さです。息を吸うたびにお腹がぐっとへこむ、肩や胸まで大きく動く。これは力を入れて息をしている状態で、寝息ではありません。

姿勢にもサインが出ます。喘息の発作が起きた猫の多くは、体を床に近く低くして、首を前に伸ばします。咳なのか毛玉を吐こうとしているのか分からないときは、シニア猫の咳と、毛玉を吐く動きの見分け方も参考にしてください。

後ろ足を急に引きずる、動かせない、足先が冷たい、痛がって叫ぶときも、同じくすぐ病院へ。心臓の病気でできた血のかたまりが後ろ足の血管に詰まることがあり、速い・苦しそうな呼吸と急なまひは、どちらもすぐに対処が必要な緊急事態です(コーネル大学)。

呼吸の問題は、かなり悪くなるまで目に見えないことが多く、治療が早いほど助かる見込みが高くなります。「少し落ち着いたから朝まで様子を見る」は選ばないでください。

電話で伝えること

  • いつから、何をしていたときに呼吸がおかしくなったか
  • 数えられたなら1分間の回数。口を開けているか、お腹が大きく動いているか
  • 歯ぐきや舌の色、ぐったりしているか
  • 暑い部屋や車の中にいたか、高いところから落ちた・外に出たなど、けがの心当たり
  • 心臓病や喘息などの持病と、飲んでいる薬

撮った動画があれば、病院で見せます。電話中も猫を抱き上げず、そのままの場所で様子を見てください。

病院へは電話してからキャリーで運ぶ

苦しい猫は、追いかけられたり、抱きかかえられて胸を押さえられたりするだけでも負担になるので、先に電話をしてから、静かにキャリーへ入れて揺らさずに運びます。運ぶあいだのストレスで、呼吸の状態はずっと悪くなりやすいからです(PDSA)。平日の診療時間内ならかかりつけへ、夜間・休日は救急対応の病院へ電話します。

  1. 病院に電話し、呼吸がおかしいことと、着くまでのおおよその時間を伝える
  2. 部屋を静かにし、ほかの猫や小さな子どもを別の部屋へ移す
  3. 上が開くキャリーなら、ふたを開けて猫のそばに置き、体を両手で下から支えて、上からそっと入れる。胸やお腹をぎゅっと抱えない。前の扉しかないキャリーは、扉を上に向けて縦に立て、お尻のほうから下ろすように入れる
  4. キャリーに布をかけ、持ち手だけで下げずに、両腕で底を支えて水平に運ぶ。暑さが原因と思われるときは布をかけず、風が通るようにする
  5. 車の中は涼しくし、移動中はキャリーを開けない

キャリーに入れようとして暴れる、逃げて隠れてしまうときは、無理に引き出さず、その様子も含めて病院に電話で伝え、指示を受けてください。キャリーの選び方とふだんからの慣らし方は、次の記事にまとめています。

あわせて読みたい猫のキャリーバッグの選び方|型・大きさ・2匹・慣らし方

呼吸が苦しそうな猫に、家でしないこと

  • 回数を確かめようと、何度も起こしたり、体を押さえて数えたりしない
  • 口を開けて中をのぞいたり、指を入れたりしない
  • 人の咳止めや喘息の薬、痛み止めなど、人の薬を飲ませない
  • 水や食べ物を口に流し込まない
  • 「落ち着いてきたから」と、朝まで様子を見ない
  • 暑さが原因だと思っても、冷やしただけで終わりにしない

主な原因は心臓病・胸水・喘息・熱中症など

呼吸が速くなる主な原因は、心臓病(心筋症)、胸にたまった水や空気、猫喘息、貧血、熱中症などで、家では見分けられないため、病院の検査で絞り込みます。

呼吸が速くなる主な原因と、病院で調べること(出典は記事末尾)
考えられる原因 資料が挙げている様子 病院で調べること・行われること
心筋症による心不全 速い・苦しそうな呼吸、口を開けた呼吸、元気がない、食欲が落ちる。血のかたまりで後ろ足が急にまひすることがある 心臓の超音波検査や胸のレントゲン。苦しいときは酸素や利尿薬など
胸水(胸に水がたまる) 速く浅い呼吸、息を吸うのが苦しそう、弱る。心不全やFIP(猫伝染性腹膜炎)などで起こる たまった水を抜くと呼吸が楽になることがあり、抜いた水は原因を調べる手がかりになる
猫喘息 苦しそうな呼吸、ゼーゼーいう音、速い呼吸、咳、口を開けた呼吸、吐く。体を低くして首を伸ばす これだけで決まる検査はなく、レントゲンなどの画像検査や気道の検査を組み合わせる
気胸(胸に空気がもれる) 息を吸いにくい、速く浅い呼吸。けがのほか、きっかけなく起こることもある すぐに獣医師の処置が必要な緊急の状態として扱われる
貧血 歯ぐきが白っぽい、心拍が速い、疲れやすい、弱る 血液検査で、どのくらい重いかを調べる
熱中症 ハアハアした速い呼吸、歯ぐきが赤い(ときに白っぽい)、吐く、ふらつく 水や扇風機、保冷剤で体を冷やし、必要なら酸素や点滴。重いと血液や尿の検査、数日の入院

表のほか、強いストレス、猫風邪などの感染症、けが、ペルシャのような鼻の短い猫種の顔の形なども原因になります(PDSA)。胸水は心不全を起こした猫でよく見られ、肺のまわりにたまった水が外から肺を押して、息を吸いにくくします。FIPのうち体に水がたまる型でも、水がお腹や胸にたまり、量が多いとふつうに息をするのが難しくなります。

息が苦しい猫では、血液中の酸素の量を測って、酸素を吸わせる必要があるかを判断することがあります(MSD獣医マニュアル)。どの検査をどの順番で行うかは、猫の苦しさの程度を見て獣医師が決めます。

あわせて読みたい猫のFIP(猫伝染性腹膜炎)とは|症状・診断・治療と多頭飼い

心臓病・喘息の猫は家で呼吸数を記録

心臓病や喘息と診断された猫は、眠っているときの呼吸数を、かかりつけに言われた間隔で数えて書き留めておくと、受診のときに変化をそのまま伝えられます。

心筋症の猫の多くは、病気の初めのうちは目立つ様子を見せません(コーネル大学猫健康センター)。健康診断で心臓の病気を指摘された猫は、その日から数え始めておくと、ふだんの数が早く分かります。

喘息の猫も同じで、回数に咳や息の音のメモを添えておくと、受診のときに様子を伝えやすくなります。

窓辺の丸いベッドで丸くなって眠る茶トラの猫
写真はイメージです
安静時呼吸数の記録のつけ方(数字は記入の例で、目安の値ではありません)
日時 15秒の数 1分間の回数 気づいたこと
10/26 22時 7回 28回 ソファで静かに眠っていた
10/27 22時 7回 28回 特になし
10/28 22時 11回 44回 数え直しても同じ。食べる量が少し減った

3行目のような夜は、40回を超えているので、どの猫でもその場で電話します。数えている途中でお腹が大きく動いているのに気づいたら、回数に関係なく今すぐ電話です。どのくらいの間隔で数えるかはかかりつけの指示に合わせ、「何回を超えたら連絡」と言われている数があれば、この記事の目安よりそちらを優先します。

あわせて読みたい猫の病気の費用|年間診療費は10歳以上で平均約10.6万円

よくある質問

猫が元気なのに呼吸が速いのは病気?

元気そうに見えても、静かに眠っているときの呼吸が1分間に40回を超える(たとえば50回)ときは、すぐ動物病院に電話します。心筋症の猫の多くは病気の初めに目立つ様子を見せないため(コーネル大学)、食べて遊んでいても、それだけで大丈夫とは言い切れません。40回に届かなくても、何度数えても35回を超える(15秒で9回以上)ときは、その日のうちに電話で相談してください。

猫が遊んだあとに口呼吸するのは大丈夫?

遊んだあとに口を開けて息をし、休ませるとすぐ閉じたなら、その日のうちにかかりつけに様子を伝えます。休ませても口を閉じない、お腹が大きく動く、暑い部屋にいたあと、というときは、夜間・休日でも今すぐ電話してください。

子猫の呼吸も成猫と同じ目安で見ていい?

いいえ、この記事の16〜40回は成猫に当てはめる目安で、子猫の回数の目安には使いません。口を開けて息をする、お腹を大きく動かして息をする、ぐったりしているときに今すぐ受診するのは子猫も同じで、夜間・休日でも電話してから向かってください。回数で判断できないぶん、眠っているのに呼吸が速いと感じたら、30秒ほど動画を撮って、その日のうちにかかりつけに電話し、見てもらってください。

今夜、寝息を15秒だけ数える

今夜、猫が静かに眠ったら胸の上下を15秒数え、4倍した数をスマートフォンのメモに「10/26 28」のように1行だけ残してください。

3日続ければ、その猫のふだんの数がおおよそ分かります。数えている途中で口を開けた呼吸やお腹の大きな動きに気づいたら、数えるのをやめて、その場で電話してください。

この記事について

ふぁみもん編集部が、公開されている資料をもとに執筆・編集しました。文章の下書きと公開前の点検に生成AIを補助として使い、採否と最終判断は編集部が行っています。獣医師など資格を持つ専門家の監修は受けておらず、生成AIによる点検は専門家の確認には当たりません。一般的な情報であり、個々の猫の診断・治療はかかりつけの動物病院の判断を優先してください。点検の手順と訂正の方針は編集方針に、誤りのご指摘はお問い合わせへお願いします。本文の写真は生成AIで作ったイメージです。

参考資料

  • How to: Record a resting respiratory rate(PDSA・2021年11月掲載・英語)— 参照日 2026-10-26 / 使った箇所: 安静時呼吸数の意味(休んでいる・眠っているときの1分あたりの呼吸数で、ストレス・興奮・運動の影響がないときの心臓と肺の働きが分かること)、猫のふつうの安静時呼吸数が1分16〜40回であること、夢を見ていない眠りのときに胸の上下を1回として15秒数えて4倍する手順(1分数えてもよいこと)、夢を見ていると呼吸が速くなりやすいこと、獣医師に言われた間隔で記録をくり返すこと、記録を続けると獣医師が変化を読み取れること、呼吸数が異常に多いときや呼吸が心配なときは電話で相談すること。
  • Breathing problems in cats(PDSA・2020年7月掲載・英語)— 参照日 2026-10-26 / 使った箇所: 猫の呼吸はふつうよく見ないと分からないこと、音がする・速い・胸やお腹が大きく動くのは問題のサインであることが多いこと、猫はほとんど鼻で息をし、口での呼吸は強いストレスかひどく苦しいサインであること、苦しんでいる猫のサイン(重く音のする・速い・浅い呼吸、口を開けた呼吸、白っぽい歯ぐき、倒れる)、苦しそう・口を開けた呼吸ならすぐ連絡し様子見で待たないこと、早く治療するほど助かる見込みが高いこと、呼吸の問題は重くなるまで見えないことが多いこと、運ぶときは落ち着かせストレスで悪化させないこと、軽い呼吸の症状でも受診の予約をすること、原因の一覧(ショックやストレス、猫喘息、猫風邪などの感染症、事故やけが、心臓の病気、熱中症、貧血、ある種のがん、鼻の短い猫種)。
  • Cardiomyopathy(コーネル大学猫健康センター・2024年3月更新・英語)— 参照日 2026-10-26 / 使った箇所: 心不全の猫は呼吸が苦しく速くなり安静時に1分35回を超えること(本文の「何度数えても35回を超えるときはその日のうちに電話で相談」の線の根拠のひとつ)、血栓で後ろ足が急にまひすること、病気の初めは目立つ様子がない猫が多いこと、主な様子(速い・苦しそうな呼吸、元気がない、食欲が落ちる)、速い・苦しそうな呼吸と急なまひはすぐ対処が必要な緊急事態であること、診断に心臓の超音波検査と胸のレントゲンが使われること、心不全には酸素療法や利尿薬などが使われること。
  • Hypertrophic Cardiomyopathy (HCM)(コーネル大学獣医学部・掲載年の記載なし・英語)— 参照日 2026-10-26 / 使った箇所: 心不全では苦しそうな・速い呼吸、口を開けた呼吸、元気のなさが出て、肺や肺のまわり(胸水)に水がたまることによること。
  • Feline Asthma: What You Need To Know(コーネル大学猫健康センター・2014年7月更新・英語)— 参照日 2026-10-26 / 使った箇所: 喘息の様子(苦しそうな呼吸、ゼーゼーいう音、速い呼吸、咳、口を開けた呼吸、吐く)、発作時に多くの猫が体を低くして首を前に伸ばす姿勢をとること、これだけで決まる検査がなくレントゲンなどの画像検査や気道の検査を組み合わせること。
  • Feline Infectious Peritonitis(コーネル大学猫健康センター・2024年更新・英語)— 参照日 2026-10-26 / 使った箇所: 体に水がたまる型のFIPでは、お腹と胸に水がたまり、多いとふつうに息をするのが難しくなること。
  • Introduction to Lung and Airway Disorders of Cats(MSD獣医マニュアル 飼い主向け版・2018年8月全面改訂・2024年9月最終更新・英語)— 参照日 2026-10-26 / 使った箇所: 速い呼吸は運動後の健康な動物のように、いつも病気のサインとは限らないこと、血液中の酸素の量を測って酸素の必要性を判断すること。
  • Disorders of the Chest Cavity of Cats(MSD獣医マニュアル 飼い主向け版・2018年8月全面改訂・2024年9月最終更新・英語)— 参照日 2026-10-26 / 使った箇所: 胸の中の水が肺を外から押して息を吸いにくくすること、水がたまる病気では速く浅い呼吸と息を吸う苦しさが出ること、胸水が心不全の猫でよく見られること、水を抜くと楽になり原因を調べる助けにもなること、気胸がけがやきっかけなく起こり、すぐに獣医師の処置が必要な緊急の状態であること。
  • Anemia in Cats(MSD獣医マニュアル 飼い主向け版・2026年3月全面改訂・英語)— 参照日 2026-10-26 / 使った箇所: 貧血で歯ぐきが白っぽくなる、心拍が速い、疲れやすい・弱ること、血液検査(全血球計算)で重さを調べること。
  • Heatstroke in cats(PDSA・2023年9月掲載・英語)— 参照日 2026-10-26 / 使った箇所: 熱中症が重い脱水や臓器の障害を起こし命に関わる重い状態であること、早く冷やすほど回復の見込みが高いこと、猫では多くが物置・温室・車など暑い場所に閉じ込められて起こり、運動のしすぎで起こるのはまれであること、応急手当(涼しい部屋に移す、水道の冷たい水を鼻と口にかからないようゆっくり体にかける、扇風機などで風を起こす、水は出すが無理に飲ませない、抱きしめたり濡れタオルで体を覆ったりしない、できるだけ早く動物病院に連絡する、冷房をつけるか窓を開けた車で運ぶ)、サイン(ハアハアした速い呼吸、歯ぐきが明るい赤・暗い赤、ときにとても白っぽい、吐く、ふらつく・倒れる)、病院での処置(水・扇風機・保冷剤での冷却、点滴、必要なら酸素、重いと血液・尿の検査と数日の入院)。
  • First aid for pets struggling to breathe(PDSA・2020年5月掲載・英語)— 参照日 2026-10-26 / 使った箇所: 息が苦しいときのサインとして白・青・灰色の歯ぐきが挙がっていること、猫は本当に苦しいと口を開けて息をすること、落ち着いてから軽くなった呼吸の症状でも診てもらうのがよいこと。

編集部の計算・目安(上記の資料が示した値や基準ではありません)

  • 呼吸数の2つの線「静かに眠っていて何度数えても35回を超える(15秒で9回以上)ときは、その日のうちに電話で相談」「40回を超える(15秒で11回以上)ときは、すぐ電話」は、PDSAの正常範囲の上限(40回)とコーネル大学の「心不全の猫は安静時35回超」をもとにした編集部の目安で、サイト内の睡眠時間の記事と同じ線です。15秒の回数への換算と、「境目に近いときは1分間で数え直す」は編集部の計算・注意です
  • 受診の目安の表、一時的な呼吸と電話する呼吸の見分け方の表、原因と調べることの表は、上記の資料の記載を編集部が並べ直したもので、資料が示した分類ではありません。「遊んだ直後に口を開け、すぐ閉じた場合でもその日のうちにかかりつけへ連絡」は、PDSAの「口を開けた呼吸はすぐ連絡」「落ち着いて軽くなった症状でも診てもらう」と、サイト内のご飯を食べない記事の「開口呼吸は原則すべて緊急」にそろえた編集部の線です。「熱中症が疑われるときは、冷やして落ち着いたように見えても受診」は、サイト内のキャリーバッグの記事にそろえた編集部の線です
  • 数えるときのコツ(長毛の猫・暗い部屋での見方を含む)、電話で伝えること、病院へ運ぶ手順(前開きキャリーの入れ方、暑さが疑われるときは布をかけないことを含む)、家でしないこと(人の薬を飲ませない・口をのぞかない・押さえて数えない ほか)、力を入れた呼吸の見分け方(お腹がぐっとへこむ・肩まで動く)、「記録を3日続ける」、子猫の呼吸が速いと感じたら動画を撮ってその日のうちに電話する、は、資料の考え方をもとに編集部がまとめた一般的な注意で、資料の記述そのものではありません。キャリーの扱いは、サイト内のキャリーバッグの記事に合わせています
  • 冒頭の囲みと本文の、後ろ足の血栓のサインのうち「足先が冷たい」は、上記の資料で確認しておらず、サイト内のご飯を食べない記事に合わせた編集部の補足です
  • 夜間・休日でも今すぐ受診とする線は、サイト内のFIP・ご飯を食べない・吐いたもの・吐く・睡眠時間・キャリーバッグの記事と同じ扱いにそろえています

最終更新: 2026年10月27日(更新内容: 新規公開)

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