メインクーンが注目されたのは1895年にニューヨークで行われた大会で、ベストキャット賞を受賞したのが始まりとされています。
今では世界一大きな純血種の猫として、日本、アメリカ、ヨーロッパを中心に人気があります。やはり体型が大きくなる猫だけあって飼育が不安と言った方もいるでしょう。
今回は「どのくらいまで大きくなるの?」「体型が大きいから暴れん坊なの?」と疑問に感じている方向けに、メインクーンの特徴や性格、飼い方にいたるまで紹介します。
メインクーンの特徴
メインクーンは北アメリカが原産国で早くからキャットショーで人気がある猫でした。時は立ち1900年代に入るとペルシャ猫に人気を奪われてしまいます。やはり人の関心がなくなると猫の血統の登録は難しくなるようです。
この時は血統登録がされていなかったメインクーンですが、愛猫家たちの地道な努力で人気が回復したとされています。1980年代にCFA、TICAなど、世界の血統公認団体に登録されまあしたので、現在ではメジャーな猫として扱われています。
がっちりとした骨格と、横に広がった被毛が生えていています。四角い顔で尖った耳をしていますが、耳周りにもたくさん被毛が生えています。かなり体型が大きい猫になります。
①モフモフの被毛がたくさん生えているメインクーン
子猫の時は少ないのですが、成猫になると「すごいモフモフ!」と驚くくらいの被毛の量があります。
寒い地域で長い間生活をしてきただけあり、防水・防寒のある被毛は冬の寒さに耐えられる二層構造のダブルコートです。雪の中でも滑らないようにと肉球の間にまで被毛が生えやすく、しっぽまでフサフサです。
②メインクーンの毛色は30種類以上もある
代表的な毛色はブラウンやシルバーの縞模様です。メインクーンの毛色は30種類以上もありブラック・ホワイト・グレー・サビ模様・三毛模様も存在しています。
③メインクーンの目の色
目の色は
④メインクーンの体重
メインクーンはギネス記録の保持率が多い
世界で一番大きい猫として「ギネス記録」に登録されているのがメインクーンです。
鼻の先からしっぽまでを計測したところ1.18センチメートル超えであったそう。つまり体重ではなく体長が世界一なのです。
この大きさは大型犬クラスになりますので「犬用のゲージ」以外は入りません。動物病院に連れていく時は気をつけてくださいね。
メインクーンはほかに「世界一ヒゲの長い猫」「世界一しっぽの長い猫」としてギネス記録に登録されています。
メインクーンの歴史は諸説ある
現時点ではメインクーンが誕生した理由は、諸説あり残念ながら分かっていません。
ユニークなものだと、猫とアライグマの交配で生まれたのでは?といた説があります。たしかにメインクーンは、長毛と短毛が混ざったような被毛をしています。見た目がアライグマに似ているためですが、科学的には不可能な組み合わせなのだそうです。
移民船にのってきた猫と交配して生まれた説もありますが、北アメリカは寒い地域だったため自然に適応できるように変化したのではないかという説が有力です。
メインクーンの基本的な性格
社交的でお茶目気質があるメインクーン。人間も大好きですが、犬や多頭飼いに向いている猫です。体が大きいわりに鳴き声は子猫のような高めのボイスです。ギャップにキュンとしますよ。
①知能指数が高い
犬のように「待て」「おかわり」「おすわり」「とってこい」といった訓練ができます。
頭が良い猫なので「しつけ」は慎重にしなければいけませんね。子猫の時から、甘噛みや、キャリーに入る訓練をすることが重要になってきます。
②水が大好きなのでお風呂も平気
SNSでは「バスタブ」の中で泳いでいる猫や、遊んでいる動画を見かけますよね。メインクーンは、はっすい効果のある被毛のお陰で水の中が平気です。獲物を捕えるため泳ぎも得意としています。
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メインクーンの飼い方
メインクーンは成猫の体型になるまで4年かかります。成長に時間がかかりますので、運動やバランスの良い食事を心がけます。
モフモフしているわりに「被毛のもつれ」は少ないのですが、ブラッシングは毎日行いたいもの。少なくても週に3回ペースで手入れをしてあげてください。
また体が大きいので、キャットタワーは大きめのものを用意し、置き型ではなく必ず固定できるタイプを選びます。オススメは突っ張り式のキャットタワーです。
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まとめ
今では世界中で人気があるメインクーン。とくにアメリカでは、最もレアな猫として人気を誇っています。
寒い環境で育ってきたので体は丈夫です。メークーンは6本指で生まれることがあるようですが、激しい雪の上を歩く遺伝子的なものなので、生活には支障はありません。
オス猫になると抱っこをするのも一苦労といったところですが、ブラッシングの手入れを欠かさなければお手入れは簡単です。頭も賢いので「芸」を教えている飼い主さんも見かけます。
紛らわしい名前として「メークイン」がありますが、こちらはジャガイモ品素の名前ですので注意してくださいね。
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