【子猫がぐったり】下痢と嘔吐がある時に考えられる病気とは?

子猫が下痢や嘔吐をくり返してぐったりしている・・・症状ももちろん心配ですが、何度も下痢と嘔吐を繰り返すうちに体力を消耗して疲れてしまい、命の危険がある場合があります。

猫はもともと嘔吐しやすい動物ですので、吐いた後でも元気な場合も多いです。

ただ、明らかにぐったりしているときは何らかの病気がある可能性が高いです。

今回は、そんな時に考えられる3つの病気や、病院へ連れていくときに注意したいことをまとめていきます。

下痢と嘔吐がある時に考えられる3つの病気

子猫が下痢と嘔吐を繰り返して明らかにぐったりしているときは、

①回虫症
②パルボウィルス
③中毒症状

の3つが主に考えられます。

①回虫症

野良猫のお腹の中には、回虫という寄生虫がいることが多いです。

猫が元気な時には、症状は現れませんが、免疫力が弱い子猫に寄生すると、下痢と嘔吐を起こします。

他にも、食べても体重が増えないこともあるので、よく食べるのに痩せている子猫は要注意です。

子猫に限らず猫を保護した時は、必ず動物病院で駆虫をしてあげて下さい。

下痢と嘔吐物から、細長くて白い紐状の虫が混じっていることがあります。

それは回虫なので、発見したら獣医さんに診てもらいましょう。

関連記事:子猫が回虫症にかかったときの対処法

②パルボウィルス

便や尿、嘔吐物から、感染するパルボウィルス。

別名は「猫ジステンバー」ということもあります。

症状は、下痢や嘔吐をくり返して脱水症状を起こしたり、高熱が出たり食欲もなくなります。

このウィルスに感染すると、子猫の場合は致死率が非常に高いです。

猫から猫へとても感染しやすいため、事前の予防がとても大切になります。

必ずワクチンで予防しましょう。

近所に野良猫が多いなら、子猫の外出は控えて感染から守りましょう。

③中毒症状など

猫が食べてはいけないものを食べたりすると、嘔吐や下痢が起こる可能性があります。

・近くで殺虫剤などは使ってないか
・間違ってチョコなどを食べていないか
・小さなものを誤飲していないか

などをチェックする必要があります。

特に中毒症状の場合は、嘔吐と下痢の他に、フラフラしていたり首をしきりに振るなど、行動にも現れます。

こういったとこも合わせてチェックするようにしましょう。

関連記事:猫がよくかしげる本当の意味とは?

病院に行くときに注意したい2つのこと

下痢、嘔吐、ぐったり・・・この3つの症状が現れた場合は、迷わずに病院へ連れて行ってください。

その時に注意したいのが、

・下痢や嘔吐した物を袋に入れて少量持っていく
・症状が現れたときの様子を説明できるようにする

の2点が大切です。

下痢や嘔吐したものを少し持っていくのは、物を見ることで医師がどんな状態か判断しやすくするためです。

物がなければ、拭いたティッシュなどでも大丈夫です。

そして、下痢や嘔吐した時の状況をなるべく細かく説明します。

・何回くらい下痢と嘔吐をしているか
・いつくらいから見られる症状か
・何を食べたか

などが説明できるとベストですね。

そんな症状か予測がたてやすいほうが、より対処もしやすくなりますので、意識していきたいですね。

まとめ

大人の猫は、病気でなくても定期的に吐くことが多くあります(毛玉を吐いたりしますよね)。

しかし、子猫の場合だと体力もないため、大人の猫よりも注意深く症状を見る必要があります。

特に下痢を伴う症状には、重たい病気が潜んでいる可能性もあります。

子猫を守るためにも、症状をよく観察して早急な対処がとれるようにして、子猫を守ってあげましょう。

ラス
ラス

下痢や嘔吐を繰り返す姿をみると焦ってしまいますよね。でも、そんな時こそ落ち着いて、早めに病院に連れていくことが大切です。

この記事を参考に、迅速に対応できるよう意識したいですね。

>>猫ちゃんを病院へ連れていくタイミングを考えてみた

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