子猫のワクチンが一通り終わるころ、次に決めることになるのが避妊手術の時期です。米国の猫の獣医師団体AAFPは、繁殖させない猫の避妊・去勢手術を生後5か月までに行うことを支持しています。はっきりした外見の変化がなくても、生後4〜5か月で妊娠できる体になる猫がいるためです。
手術を終えた猫に次の様子があれば、この先を読む前に、病院へ電話してから向かってください
- 歯ぐきが白っぽい、呼吸が速い・口を開けて息をする、横になったまま起き上がれない
- 傷口から脂肪や腸のようなものが見えている、出血が止まらない
- おしっこが出にくい、トイレで何度も力む、まったく出ない
夜間・休日は救急対応の病院へ。吐く、傷が赤く腫れている、糸が取れた、24時間を超えて食べないときも、すぐ手術を受けた病院へ電話します(夜間・休日は救急対応の病院に電話で相談)。2段階の受診の目安はこちら
まず結論:時期は発情前、費用は3万円台前半が目安、抜糸は1〜2週間後
メス猫の避妊手術は初めての発情の前、多くの資料で生後4〜6か月ごろに受けるのが目安です。手術料と麻酔料の合計は3万円台前半、抜糸は手術から7〜14日後ごろです。
| 項目 | 目安 | 出典 |
|---|---|---|
| 受ける時期 | 初めての発情の前。多くの資料で生後4〜6か月ごろ(AAFPは5か月までを推奨) | AAFP・iCatCare・PDSA・コーネル大学 |
| 費用 | 手術料と全身麻酔料の中央値を足して3万円台前半(2021年調査・概算)。検査・薬・入院は別 | 日本獣医師会 |
| 手術前の食事 | 動物病院が指示した時刻から絶食 | iCatCare・PDSA・コーネル大学 |
| 帰宅 | その日のうちに帰れることが多い。一晩預かる病院もある | iCatCare・コーネル大学 |
| 抜糸 | 手術から7〜14日後ごろ(日にちは手術の日に病院で確認)。溶ける糸なら抜糸なし | PDSA・iCatCare |
| 術後の食事 | 成猫では必要なカロリーが約25%減。成長期の子猫は急に減らさず病院で相談 | PDSA |
発情前が目安、早い猫は生後4か月ごろから妊娠しうる
避妊手術を初めての発情の前に勧める理由は、最初の発情は生後6か月ごろが多いものの、猫は生後4か月ごろから妊娠できる体になりうるからです(iCatCare・AAFP)。
避妊手術とは、メス猫の卵巣、または卵巣と子宮を、全身麻酔をかけて取り除く手術です。推奨時期について、AAFPは生後5か月まで、iCatCareは生後4か月ごろを勧め、PDSAは多くの猫が生後4か月で受けられるとし、コーネル大学は生後3〜6か月を挙げています。小柄な子猫や体調を崩している子猫では、獣医師が手術を少し待つことがあります(PDSA)。
避妊していないメス猫は、子宮に膿がたまる子宮蓄膿症になることがあり、乳腺の腫瘍にもなりやすくなります。生後6か月より前に避妊すると、ある種のがんのリスクが下がります(iCatCare)。リスクが下がるという意味で、一生その病気にならないわけではありません。

避妊・去勢手術をしていないオスとメスは、きょうだいでも交配します。一緒に暮らしているなら生後4か月を過ぎたら部屋を分け、手術を受けるまでは猫を外に出さないでください(PDSA)。
発情が来た後や成猫になってからでも受けられる
初めての発情が過ぎた猫や、成猫になってから迎えた保護猫でも、避妊手術は受けられます。年齢が上の猫でも、多くの場合は安全に受けられ、受けるだけの利点がある手術です(PDSA)。持病や年齢による麻酔の負担は猫ごとに違うので、術前にどんな検査をするかもあわせて聞いておきます。
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費用の内訳:手術料の中央値2.25万円+麻酔料で3万円台前半
日本獣医師会の2021年調査で、猫の避妊手術(卵巣子宮切除)の手術料の中央値は22,500円、全身麻酔料は11,250円で、合わせると3万円台前半が目安です(編集部の概算)。術前の検査や薬、入院の料金は別にかかります。
調査は2021年のもので、今の料金とは違っている可能性があります。
| 項目 | 中央値 | 最も多かった金額帯(全回答に占める割合) | 対応外と答えた病院 |
|---|---|---|---|
| 猫避妊(卵巣子宮切除) | 22,500円 | 20,000円〜25,000円未満(32.1%) | 3.2% |
| 猫避妊(卵巣切除) | 22,500円 | 20,000円〜25,000円未満(12.1%)※対応外が54.7%で回答数が少ない | 54.7% |
| 猫去勢 | 12,500円 | 10,000円〜15,000円未満(32.5%) | 1.6% |
回答は金額帯から選ぶ形式で、中央値は真ん中の回答が入った帯の中ほどの値です。全身麻酔料の11,250円は犬と猫を分けない設問の値なので、猫の手術での実際の額とは違うことがあります。回答率16.2%(1,096人)の調査で、地域や病院によって金額は変わるため、見積もりで確かめるのが前提です。
卵巣だけを取る方法(卵巣切除)は、半数を超える病院が対応外と答えています。どちらの方法で行うかによって、見積もりの中身も変わります。
市区町村によっては、避妊・去勢手術の費用を一部助成する制度があります(自治体によっては「不妊去勢」と表記)。対象が飼い猫か飼い主のいない猫か、金額、申し込みの時期は自治体ごとに違います。手術の前に申請が必要な制度もあるので、予約の前にお住まいの市区町村のページで調べてください。
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手術前夜は置き餌を片づけ、絶食の時刻を守る
手術の前は動物病院が指示した時刻から食事を抜くことが欠かせない準備で、全身麻酔の最中に胃の中身を吐き戻して気管に詰まらせる事故を避けるためです(PDSA・コーネル大学)。
何時間前から抜くかは資料で違います。PDSAは手術前6〜8時間の絶食を挙げ、「夜10時ごろ以降は食べ物もおやつもなし、朝ごはんもなし」を目安にしています。コーネル大学の記事は少なくとも3〜4時間です。実際の時刻は、かかりつけの病院の指示に合わせてください。水をいつまで飲ませてよいかも同じです。
子猫の絶食時間は、低血糖を心配して短めにする考え方があります。一方で、健康な子猫では一晩の絶食でも低血糖にならなかった研究もあり(JFMS・2017年)、病院によって指示が違います。指示より早くから食事を抜くことはせず、手術が午後になる場合は何時まで食べさせてよいかを病院に聞いておきます。
置き餌をしている家や自動給餌器を使っている家では、前の晩に皿を片づけ、給餌器のタイマーも止めておきます。多頭飼いなら、同居猫のご飯をその晩だけ別の部屋に移すと、つまみ食いを避けられます。
手術の前にやること
- 絶食を始める時刻と、水を下げる時刻を病院に聞いてメモする
- 前の晩から猫を室内にとどめる
- 持病や飲んでいる薬があるとき、ここ数日から当日までに吐いた・下痢をした・食欲が落ちたときは、事前に電話で伝え、手術するかを確かめる
- キャリーを前日から部屋に出し、扉を開けておく。朝に猫を入れるときの追いかけっこが減る
- 預ける時刻とお迎えの時刻、日帰りか一泊かを確かめる
- 術前の検査の有無と、合計の見積もりを聞く
- 帰宅後に過ごす部屋を1つ決め、トイレ・水・寝床を置いておく
- エリザベスカラーや術後服を病院で用意するのか、家で用意するのかを聞く
全身麻酔のリスクについて
避妊・去勢手術は動物病院で日常的に行われている手術ですが、全身麻酔を使う以上、リスクと合併症の可能性はなくなりません(PDSA)。手術の技術や麻酔薬、機材や術中の管理が進み、子猫の麻酔のリスクは数年前より低くなっています(iCatCare)。術前の血液検査があるか、麻酔中に心拍や呼吸をどう見守るかは、予約の電話でも聞けます。
術後の回復は翌日から、抜糸までの1〜2週間は安静に
避妊手術の後は翌日には普段の様子に戻る猫が多いものの、傷がふさがるまでの1〜2週間は、エリザベスカラーをつけて高い所に上がらせず、静かに過ごさせます。
| 時期 | 猫の様子の目安 | 飼い主がすること |
|---|---|---|
| 当日 | その日のうちに帰れることが多い(一晩預かる病院もある)。少し眠そう | 静かな部屋で休ませる。ご飯を何時から、どのくらいあげてよいかは、お迎えのときに聞く |
| 翌日 | 多くの猫は普段の様子に戻る | 元気でも、キャットタワーなど高い所には上がらせない |
| 2〜3日後 | 傷の状態を診てもらうことが多い(メス) | 術後の診察に行く |
| 手術から1週間 | お腹の内側の糸がゆるみやすい | とくに静かに過ごさせる |
| 7〜14日後 | 傷がふさがってくる | 抜糸・診察(日にちは手術の日に病院で確認。溶ける糸なら抜糸なし)。カラーを外す時期を聞く |
| 2週間ほど | 手術前と変わらない暮らしに戻る猫が多い | 体重を量り、食事の量を見直す |
帰宅してしばらくは眠そうで、キャリーからなかなか出てこない猫もいます。無理に引き出さず、ときどき呼吸の様子や呼びかけへの反応を確かめます。段差のない床に水とトイレを寄せておきます。
エリザベスカラーをつけた直後は、後ずさりしたり、扉のふちにカラーをぶつけたりすることがあります。深い食器ではカラーの縁が当たって食べにくいので、平皿や、少し高さのある台に置いた皿に替えると食べやすくなります。トイレのふちが高いと、出入りしにくいこともあります。カラーのほか、空気で膨らませる柔らかいカラーや術後服もあります。PDSAの目安では、つける期間は糸の種類と傷のふさがり方で7〜14日ほどです。
帰宅してから抜糸までにやること
- 傷口を1日に数回(朝・昼・夜など)見て、赤み・腫れ・出血・じくじくした汁がないか確かめる(あれば受診の目安へ)
- 傷口を自分で消毒したり、塗り薬をつけたりしない(病院に言われた場合を除く)
- きれいな水をいつでも飲めるようにする
- おしっこがいつもどおり出ているかを見る
- 元気そうに見えても、術後の診察には予定どおり行く
痛み止めは、処方された薬だけを指示どおりに使います。人の痛み止めや熱さましは与えないでください。とくにアセトアミノフェン(パラセタモール)は猫には非常に毒性が強く、1錠の一部でも重い中毒や死につながることがあります(iCatCare)。コーネル大学も、市販の人の薬を獣医師の許可なく使わないよう注意しています。
病院のにおいをまとって帰ってきた猫に、同居猫が怖がって距離をとることがあります。怖がる様子はふつう数日でおさまります。逆に同居猫が傷をなめようとするときは、口の中の細菌が傷に入るため、目を離すあいだは部屋を分けるか術後服を着せてください(PDSA)。麻酔のときに気管に入れた管の刺激で軽い咳が出ることもあり、悪くなっていく、または24時間より長く続くなら病院に連絡します。
受診の目安:歯ぐきが白いなら救急、吐く・傷の腫れは手術した病院へ
避妊手術の後に歯ぐきが白い、呼吸が速い、出血が止まらない、おしっこが出ないときは夜間でも救急へ向かい、吐く、傷が腫れる、24時間を超えて食べないときはすぐ手術を受けた病院へ電話します。
お腹の中の出血は外からは見えません。大量の出血はショックの原因になり、歯ぐきが白っぽくなるのはショックのサインの一つです。重い出血、呼吸の苦しさ、おしっこが出ない、臓器が体の外に出ている状態は、すぐに治療が要る状態に挙げられています(MSD獣医マニュアル 飼い主向け版)。
【夜間・休日でもすぐ救急へ】
- 歯ぐきが白っぽい(唇をそっとめくって、ふだんの色と比べる。黒っぽい色素がある猫もいる)
- 呼吸が速い、口を開けて息をする
- 横になったまま起き上がれない、体が冷たい、呼んでも反応が鈍い
- 傷口から脂肪や腸のようなものが見えている(触らず、清潔なガーゼやタオルで覆って向かう)
- 傷口からの出血が止まらない(清潔なガーゼやタオルで押さえて向かう)
- おしっこが出にくい、トイレで何度も力む、まったく出ない
【すぐ手術を受けた病院へ電話(夜間・休日は救急対応の病院に電話で相談)】
- 吐く
- 傷口のまわりが赤い・腫れている・膿のような汁が出ている、糸が取れた
- 24時間を超えてご飯を食べない
- 痛がる、触られるのを嫌がる
- 傷口をしきりになめる・かく(カラーが外れたときも)
- 帰宅した翌日になっても、いつもよりじっとしていて元気がない
傷をなめたりかじったりすると、糸が取れたり、傷が開いたり、感染を起こしたりします(PDSA)。オスの去勢手術の後に陰嚢が腫れたり赤くなったりしたときも、病院に連絡してください。傷口はスマートフォンで写真に撮っておくと、電話で説明するときの助けになります。
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術後は太りやすくなる、成猫は量を見直し、子猫は切り替え時期を相談
避妊・去勢手術の後はホルモンの変化で必要なカロリーがおよそ25%減るため(PDSA)、手術前と同じ量のご飯を続けると体重が増えやすくなります(成長期の子猫は、急に減らさず獣医師と相談します)。
成猫用や避妊・去勢後の猫向けのフードにいつ切り替えるかは、術後の診察で確認してください。

術後の食事で見直すこと
- 手術前の体重を記録しておき、術後は同じ時間帯に量る(量り方は猫の体重の平均と測り方に)
- フードは目分量ではなく、はかりで量る
- おやつも1日の量に含める
- 体重が増え続けるなら、1回の量を減らすか、避妊・去勢後の猫向けのカロリーの低いフードにするかを、理想の体重の目安とあわせて病院で決める
あわせて読みたい猫のご飯の量と回数|体重別の早見表とカロリー計算のやり方
避妊・去勢で変わるのは発情期の鳴き声やマーキング
避妊・去勢手術の後に減るのは、発情期の大きな鳴き声やにおいづけのおしっこなど性ホルモンが関わる行動で、環境省のガイドラインは一般におだやかな性格になるとしています。発情したメス猫の鳴き声はとても大きく、早めの避妊でその騒がしさがなくなります。生後4か月ごろの早い手術でも、成長や行動、健康に問題は生じないと説明されています(いずれもiCatCare)。オスのスプレー(においづけのおしっこ)は去勢で起こりにくくなりますが、ストレスがあると続くこともあります(PDSA)。
手術の後に元気がない状態が何日も続くときは、性格が変わったのではなく、痛みや体調の問題が隠れていることがあります。受診の目安に沿って病院に連絡してください。
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オスの去勢は傷が小さく、費用は1万円ほど低い
オスの去勢手術は陰嚢を小さく切って精巣を取り除く手術で、皮膚の糸を使わないことが多く、手術料の中央値は12,500円とメスより1万円ほど低めです(2021年調査)。
| 項目 | メス(避妊手術) | オス(去勢手術) |
|---|---|---|
| 取り除くもの | 卵巣、または卵巣と子宮 | 精巣 |
| 切る場所 | お腹(またはわき腹) | 陰嚢に小さな切り込み |
| 抜糸 | 皮膚を縫った場合は7〜14日後ごろ | 皮膚の糸を使わないことが多い |
| 術後の安静 | お腹の内側の糸がゆるまないよう、とくに静かに | 傷がふさがるまで様子を見る |
精巣の片方または両方が陰嚢に降りていない猫(潜在精巣)は、獣医師が精巣を探す必要があるため、手術がいつもより長くなります。降りていない精巣はがんになりやすく、ねじれて強い痛みを起こすこともあるため、手術がとくに大切です(PDSA)。手術の方法と費用がどう変わるかは、事前の診察で聞いてください。
よくある質問
回答は主にPDSAの解説をもとにしています。
猫の避妊手術は何歳まで受けられる?
決まった上限の年齢はありません。シニア猫や持病のある猫は麻酔の負担が変わるので、術前の検査の内容と、手術を受けるかどうかを獣医師と相談して決めます。
猫が発情中でも避妊手術はできる?
発情中でも避妊手術はでき、多くの動物病院で行われています。ただし子宮のまわりの血管が太くなるぶんリスクが少し上がるため、発情が落ち着くのを待つ病院もあります。
妊娠しているかもしれない猫でも避妊手術はできる?
多くの場合、妊娠している猫でも避妊手術はできます。避妊手術は妊娠を終わらせる方法の一つでもあり、交配に気づいたときは妊娠の初期のうちに対応できるとされています(猫の医学誌JFMS・2018年の論文)。妊娠しているかもしれないと思ったら、できるだけ早く動物病院に連絡して、どうするかを相談してください。
避妊手術の前に一度は出産させたほうがいい?
避妊手術の前に出産させても、猫の体のためになることはありません。繁殖を考えているなら、親猫と子猫の健康管理から生まれた子猫の行き先まで含めて、手術の相談とは別に獣医師に聞いてください。
次の通院で、手術の時期と費用の見積もりを聞く
次の通院で時期と見積もりを聞いて予約するときは、手術日だけでなく、術後の診察(2〜3日後に診る病院もあります)と抜糸の日も一緒に押さえておきます。お迎えの日から抜糸までの1〜2週間は、家をあける時間が短い日を選ぶと、傷や食欲の様子を見やすくなります。成猫なら、次の健康診断で同じことを聞けます。
この記事について
ふぁみもん編集部が、公開されている資料をもとに執筆・編集しました。文章の下書きと公開前の点検に生成AIを補助として使い、採否と最終判断は編集部が行っています。獣医師など資格を持つ専門家の監修は受けておらず、生成AIによる点検は専門家の確認には当たりません。一般的な情報であり、個々の猫の診断・治療はかかりつけの動物病院の判断を優先してください。点検の手順と訂正の方針は編集方針に、誤りのご指摘はお問い合わせへお願いします。本文の写真は生成AIで作ったイメージです。
参考資料
- 2020 Pediatric Sterilization in Cats – Position Statement(米国猫臨床医協会 AAFP・2020年・英語。掲載サイトの現在の運営団体名は Feline Veterinary Medical Association)— 参照日 2026-09-28 / 使った箇所: 繁殖に使わない猫の避妊・去勢を生後5か月までに行うことを支持すること、外見の変化がなくても生後4〜5か月で繁殖できる状態になりうること。
- Neutering your cat(International Cat Care・2025年9月更新・英語)— 参照日 2026-09-28 / 使った箇所: 生後4か月ごろからの性成熟と生後4か月ごろの手術、最初の発情は生後6か月ごろが多いこと、子宮蓄膿症と乳腺腫瘍、生後6か月前の避妊でがんのリスクが下がること、当日帰宅と抜糸の日数(iCatCareは7〜10日後。本文はPDSAの7〜14日後に合わせ、日にちは病院で確認とした)、オスは皮膚の糸が不要なこと、翌日には普段の様子に戻ること、子猫の麻酔リスクが下がったこと、早期の手術で成長・行動・健康に問題が起きないこと、発情時の鳴き声、術後の体重増加と理想体重の相談。
- Paracetamol poisoning in cats(International Cat Care・2025年9月更新・英語)— 参照日 2026-09-28 / 使った箇所: 猫にはパラセタモール(アセトアミノフェン)が非常に毒性が強く、1錠の一部でも重い中毒や死につながること、獣医師が処方していない薬を与えないこと。
- Cat neutering: a guide to castration and spaying(PDSA・2022年3月公開・英語)— 参照日 2026-09-28 / 使った箇所: 生後4か月での手術と小柄・体調不良の子猫では待つことがあること、手術前6〜8時間の絶食の目安、メスの内側の糸と安静、術後2〜3日と7〜10日の診察、溶けない糸の抜糸が7〜14日後であること、手術のリスク、術後に必要なカロリーが約25%減ることと食事の見直し、去勢後のスプレー、陰嚢の腫れ、潜在精巣、年齢が上の猫の手術、発情中の手術(リスクが少し上がる)、妊娠中でも多くの場合は手術できること、出産させても利点がないこと、未手術のオスとメスを生後4か月を過ぎたら分けること。
- How To Care For Your Cat After Surgery(PDSA・2023年1月公開・英語)— 参照日 2026-09-28 / 使った箇所: きれいな水、24時間を超えて食べない・吐くときの連絡、おしっこが出にくいときの連絡、傷口を自分で消毒や塗り薬をしないこと、カラー・術後服と7〜14日の装着、傷をなめると糸が取れたり傷が開いたりすること、連絡すべき症状、術後の咳、同居猫の反応と傷をなめさせないこと。
- Spaying and Neutering(コーネル大学猫健康センター・掲載日の記載なし・英語)— 参照日 2026-09-28 / 使った箇所: 最初の発情の前・生後3〜6か月、手術前少なくとも3〜4時間の絶食とその理由、一晩預かる場合もあること、市販の人の薬を獣医師の許可なく使わないこと、術後2週間ほどで手術前と同じ状態に戻る可能性が高いこと。
- Evaluation and Initial Treatment of Dog and Cat Emergencies(MSD獣医マニュアル 飼い主向け版・2025年12月更新・英語)— 参照日 2026-09-28 / 使った箇所: すぐに治療が要る状態の例(ショック、呼吸困難、重い出血、尿が出ない、臓器が体の外に出ている)、ショックの原因に大量の出血があり、サインに歯ぐきの白さがあること、口を開けた呼吸。
- What to Do in a Dog or Cat Emergency(MSD獣医マニュアル 飼い主向け版・2025年12月更新・英語)— 参照日 2026-09-28 / 使った箇所: 出血はガーゼや清潔なタオルで傷を押さえること。
- Perioperative blood glucose concentrations in kittens following overnight fasting and gonadectomy(Journal of Feline Medicine and Surgery・2017年・英語。対象は生後8〜16週の健康な子猫75匹)— 参照日 2026-09-28 / 使った箇所: 子猫の絶食時間は病院によって指示が違うことの背景(低血糖への懸念から絶食の短縮が勧められてきた一方、この研究では一晩の絶食で低血糖にならなかった)。
- Effect of oral misoprostol, alone or in combination with aglepristone, on mid-term pregnancy termination in cats(Journal of Feline Medicine and Surgery・2018年・英語)— 参照日 2026-09-28 / 使った箇所: 避妊手術が妊娠を止める方法の一つとして挙げられていること(序文)。
- 家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査 調査結果(日本獣医師会・2023年9月・PDF。調査は2021年8〜10月、回答は小動物診療施設を開設する会員獣医師1,096人・回答率16.2%)— 参照日 2026-09-28 / 使った箇所: 猫去勢・猫避妊(卵巣切除)・猫避妊(卵巣子宮切除)(いずれも麻酔料除く)の中央値・最も回答の多い金額帯・対応外の割合、全身麻酔(犬猫を分けない設問)の中央値。回答は金額帯から選ぶ形式で、中央値は報告書に載っている値をそのまま使った。
- 住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン(環境省・2010年2月・PDF)— 参照日 2026-09-28 / 使った箇所: 一般におだやかな性格になり発情期の鳴き声やマーキングが少なくなること。
編集部の計算・目安(上記の資料が示した値や基準ではありません)
- 早見表などの「生後4〜6か月ごろ」は、各資料の推奨時期(生後3〜6か月・4か月ごろ・5か月まで)と、最初の発情は生後6か月ごろが多いこと(iCatCare)から編集部がまとめた目安
- 避妊手術と全身麻酔の費用の合計: 22,500円+11,250円=33,750円を「3万円台前半」と概算(どちらも金額帯の中点で示された中央値で、全身麻酔は犬猫を分けない設問。検査・薬・入院は含まない)
- 受診の目安の2段の区分、「お腹の中の出血は外から見えない」という説明、救急の一覧のうち「おしっこが出にくい・何度も力む」「起き上がれない」「体が冷たい」「呼んでも反応が鈍い」「中身が見えたら触らず覆う」「歯ぐきの色の確かめ方」「発情が落ち着くのを待つ病院もある」は、資料の記載に一般的な安全上の注意を加えて編集部がまとめたもの
- 早見表・術後の日ごとの目安・比較表は、上記の複数の資料の記載を編集部が並べ直したもの
最終更新: 2026年9月28日(更新内容: 新規公開)


