「もともと野生だし、野放しでも大丈夫」
猫は活発なイメージがある方も多いので、ケージの中だとかわいそうと思ってしまう飼い主さんもみえます。
ただ、特に子猫の間はケージで飼うメリットの方が大きいこともあるんです。
それらの理由についてまとめていきます。
ケージは子猫を色んなリスクから守ることができる!
産まれて1、2か月の子猫は、まだ足もおぼつかず、フラフラしながら歩く猫ちゃんが多くいます。
飼い主さんの後をついて回ろうとする子猫もいることでしょう。
しかし、私たちが生活する空間は、子猫にとってはリスクが多く潜む場所でもあるんです。
・電気コードにひっかかる
・椅子の上から落ちる
など、大人の猫ではあまり考えられないところで、怪我をしたりトラブルが起こることがあります。
特に、狭い場所に入り込んで出てこれなくなる子猫が多いですね。
これらのリスクを防ぐためにも、出かけるときや子猫をなかなか見ていられないときは、ケージの中に入れておいたほうが無難といえます。
2か月~3か月くらいはケージの中で育てるのがおすすめ
猫を飼われている人の中では、早く外の世界に慣れさせたいということもあって、生後間もない頃からケージの外で育てている方もいると思います。
ただ、生後2か月くらいの子猫は、大人猫に比べて骨格もしっかりしておらず、怪我をしやすいといえます。
無理にケージの外で生活させてしまい、ケガをしたら・・・怖いですよね。
3か月程度まで成長し、外の世界に興味を持ち始めたり、他の猫とコミュニケーションができるようになってからでも、ケージをとるのは遅くありません。
2、3か月たってみて、猫の様子も見つつケージを取り、外の世界での生活に慣れさせてあげましょう。
関連記事:生後3か月の子猫の育て方まとめ
ケージの中に入れるのにおすすめなもの
生後2、3か月はケージの中で育てて・・・といっても、何もないケージの中でずっと子猫を過ごさせるのは、ちょっと心もとないですよね。
なので、猫ちゃんが遊べたり、疲れたら休めるようなアイテムをケージの中においてあげましょう。
具体的には、
・布など、寝るときにモソモソできるようなもの
・飲み水
などは置いてあげたいところです。
おもちゃは慣れてこれば勝手に遊ぶようになりますし、布があればそれを布団代わりに休めますしね。
水については、長い間置きっぱなしにしておくと腐ってくるので、定期的に替えるようにしましょう。
複数の猫を同時に飼う時もケージは有効!
私は今まで4匹の猫と暮らしたことがあります。
その中で、ある時期は2匹の猫を同時に飼うことになりました。
最初にいた猫は生後5か月くらい、後からきた猫は生後2か月でした。
最初はケージに入れずに飼っていたのですが、どうも先に住みだした猫の機嫌が悪く、しょっちゅうケンカしてました。
きっと、いつもは自分の縄張りとしていた場所に、新しい猫がいるのが気に入らないんでしょう。
その時に使ったのがケージです。
後からきた子猫をケージに入れ、先に住んでいた猫に慣れさせるようにしました。
その結果、2匹がケンカすることはなくなりました!
このような状況の時にも、ケージは有効活用できるんです。
関連記事:子猫のしつけや叱り方まとめ
1日何度かはケージの外に出してあげましょう!
おもちゃや水などをケージの中においてあるとはいえ、ずーーっとケージの中に入れっぱなしにしておくのもつらいですよね。
ケージの中に長くいると、確実に運動不足になってしまうため、健康にも良くないです。
なので、飼い主さんが子猫と遊べる時間だけでもケージの外で運動させてあげましょう!
できれば、1日30分以上は出してあげたいですね!
健康な猫を育てるためにも、適度な運動は必要ですよね!
まとめ
「ケージ」と聞くと「狭くてかわいそう」など聞くことが多いですが、ケージで育てることでいろんなリスクを回避することができます。
子猫ちゃんの怪我が心配だったり、自分の見ていないところで怪我をしてしまうのを避けたい方は、ケージの使用も考えてみてはいかがでしょうか?
ケージに入れるのは少しかわいそうな感じもしますが、いろいろなリスクから守るためにも、生後2~3か月程度はケージを使って育てるのが無難です。元気に育てるためにも、ぜひ利用していきましょう!
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