「最近うちの子猫がやんちゃすぎて・・・」
だいたい3ヶ月くらいまで成長してくると、子猫もまさにやんちゃな時期に突入します。
好奇心旺盛な時期で、色々なものを噛んだり触ったり上ったり危険がいっぱい。
この頃は、乳歯から永久歯に抜け変わっている時期で、あと3ヶ月くらいすればすっかり永久歯が生えそろいます。
そういうわけで、3ヶ月くらいの子猫は歯の辺りが痒くて、何かをカミカミしていることが多いです。
やんちゃすぎて手が付けられない・・・とお困りの方、この時期の子猫ちゃんの育て方を3つのポイントにまとめました。
生後3ヶ月の子猫ちゃんは人間で言うと○才
生後3ヶ月・・・人間と同じように照らし合わせると、とても小さく感じますよね。
もちろん、猫ちゃんの3ヶ月と人間の3ヶ月とは成長のスピードが違いますので、同じではないです。
猫の3ヶ月は、人間で言うとだいたい5歳児ほどです。
5歳と言うといろんな事に興味を持ち出し、自己主張もしっかりと出てくる時期。
猫の3ヶ月も、まさにそういった特徴がある時期でもあるんです。
3か月の子猫を育てる3つのポイント
①噛まないしつけを始める
生後3ヶ月頃の猫は社会化期が始まっています。
まわりの世界に対して好奇心旺盛で、いろんな物の臭いをかいだり、おもちゃに興味をしめしたり、じゃれて噛んできたりします。
また、他の猫とも遊びたい時期です。
しかし、まだ幼いため「どれくらいの強さで噛んだら相手は痛くないか」や「おもちゃの上手な遊び方」が分かりません。
猫の兄弟がいれば、遊ぶときに噛み合い、お互いに噛んだ時の痛さを覚える事ができますが、子猫が1匹しかいない家では、どれくらい噛んだら相手が痛いのか分からないのです。
そろそろ教えて分かる時期なので、子猫が手を噛んだ時には、「痛い!」と大声で教えてあげましょう。
飼い主さんの手は、じゃれて遊ぶものではない事も教えるために、おもちゃで遊ぶことも教えてあげましょう。
何も難しいことではありません。ただ、おもちゃでたくさんあそんであげれば大丈夫です。
このしつけをしておけば、大人猫になってもおもちゃで上手に遊ぶ性格の良い猫ちゃんになりますよ。
関連記事:子猫がよくカミカミする原因って何?
②トイレのしつけを始める
自立を始めたこの時期には、1匹で部屋の中をウロウロすることが多くなります。まだ小さいからといって、トイレを失敗しても放置しているとなかなか覚えてくれなくなります。
もしもトイレを失敗した時には、その時の子猫の排せつ物の臭いをトイレにつけて子猫に臭いをかがせましょう。それだけで、子猫のトイレ成功率は上がりますので試してみてください。
③フード選びに注意
子猫は、生後3ヶ月までにものすごいスピードで大きくなります。
この期間は、特に栄養価の高い子猫用の「総合栄養食」キャットフードを与えるようにしましょう。
また、最初からドライフードにすると食べない子もいるかもしれないので、ウェットフードから慣らしていくのがいいかもしれません。
エサのあげ方は、一日3~5回に分けて、子猫が少しずつたくさんの量のフードを食べれるように工夫してあげて下さい。
週に1度は子猫の体重を計って、体重が少しずつでも増えているか健康チェックに気をつけます。
この時期のフード選びは、子猫が大人になった時の体格に影響があるので注意しましょう。
関連記事:おすすめフードもチェックできる!安全なキャットフードの選び方まとめ
いたずらされないように部屋の中をしっかりチェックして!
3ヶ月頃の猫ちゃんは、周りに興味津々でやりたいことをし放題な時期。
・・・元気なのはいいですが、トラブルを防ぐ為にもちょっとした対策が必要です。
例えば
・猫から見える位置(机)などにおもちゃなどを置いておかない
・戸締まりに注意する
などです。
電気コードをカミカミされ、導線が丸出しになってしまうと、最悪感電のリスクもあります。見えないところにコードを隠すか、「スパイラルチューブ」というケーブルを覆えるビニール素材の商品を買って対策するなどが必要です。
また、机の上におもちゃなどを置いておくと「机の上に乗れば取れる」と覚えてしまうため、勝手に机に乗るようになります。
こんなときは、机の見えるところにおもちゃ等は置かないのはもちろんですが、しっかり怒るのも効果的です。ここに登ったら怒られる・・・と思わせればおのずとしなくなるでしょう。
そして、戸締まりも注意しましょう。
油断すると、いつの間にか猫ちゃんは脱走します。
外に出るとなかなか戻ってこないですし、事故などに合わないか心配になってしまいます。
こういったことを防ぐためにも、戸締まりの確認などはとても大切です。
関連記事:猫が脱走した!その理由と対策まとめ
この時期のしつけは「怒る時は怒る」を意識して
上にも書きましたが、この時期の猫ちゃんはいろいろな事に興味津々、体も動くのでいろんな事に手を出してきます。
例えば、机の上に飛び乗って悪さするなど、結構な確率で起こるはず。
こういう時は、「コラッ!!」と短く、でもしっかりと怒るようにしましょう。
人間と同じで、猫ちゃんも「こういうことしたら怒られたな」と覚えているため、しっかり怒られた事は繰り返ししなくなります。
怒りにくいから様子見で・・・なんてしておくと、怒られないと勘違いして何でもやるようになっちゃいます。
怒る時は怒る、ここをしっかり意識していきましょう。
関連記事:子猫のしつけポイントまとめ
まとめ
生後3ヶ月の子猫は、親猫から卒業してそろそろ里親に出す時期です。
好奇心旺盛なこの時期に、色々なことを教えれば、どんどん覚えますよ。
しつけをする時には、子猫を決して叩かないでくださいね。
飼い主さんが厳しすぎると、子猫はなつかなくなります。
愛情を持ったしつけをすれば、一緒に暮らしやすい猫に育ちますので意識してみてくださいね!
このくらいの猫ちゃんは本当にやんちゃで元気!うちの猫ちゃんも何回脱走した事か・・・人も同じですが、成長期を通じて大人になっていきます。身の危険になるようなリスクは防ぎつつ、しっかり成長を見守っていきたいですね!
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