「うちの猫ちゃんが猫砂を食べうから困っちゃって・・・」
獣医師によると、猫砂やビニールなどを食べてしまう子が、以前に比べて増えているそうです。
猫が猫砂を食べてしまう姿を発見してしまうと、どうしていいか慌ててしまいますよね。
そこで今回は、猫が猫砂を食べてしまう原因と予防法についてまとめてみました。
猫砂を食べない様にする3つの対策
猫が猫砂を食べるから・・・といっても、トイレを失くすわけにはいきません。
飼い主は猫砂の種類の把握や、対策グッズを把握することが大切になってきます。
ここでは猫が食べないようにするための工夫を3つまとめてみました。
①猫砂の種類をチェックしてみる
猫が食べる原因として、猫砂の原材料が、おからやお茶など、食べ物でできている場合があります。
まずはトイレの猫砂が、食品由来でできていないかチェックしてみましょう。
このタイプの猫砂は、実際に食品の匂いがするので、猫が食べ物と勘違いしてしまう場合があります。
猫砂の種類を変えるなどをして対応してみましょう。
②猫が口にするものにしつけグッズを使う
猫は嫌なことされた内容を覚えるのが得意のため「これを食べたら嫌なことをされる」としつけると効果があります。
そこで猫が食べて困るものに「しつけグッズ」をつかってみるのもオススメです。
猫が口にしてもらいたくない排泄物や猫砂に、スプレーをする商品も発売されています。
食べても安心で、スプレーが飛び散らない工夫がされている物もあるので、平行して対策をしてもよいでしょう。
中には水スプレー使って対策をしている飼い主もいます。
一回使っただけでは効果が得られないので、時間と根気が必要になってきます。
③キャットフードを変えてみる
今あげているキャットフードの食いつきをチェックしてみてください。
もしかしたらあまり食べていなくて、お腹が減っているかもしれません。
お腹が減っていると猫砂を食べてしまう子もいるので、注意が必要です。
食いつきが悪い子は、キャットフードを変えてみるなどの対策をしてみましょう。
関連記事:猫が急にやせるのは病気のサイン?考えられる原因まとめ
何で猫砂を食べちゃうの?
飼い主がどんなに対策をしても、原因が分からなければ根本的な解決にはなりません。
ここでは、猫が猫砂を食べる理由について詳しくご説明していきます。
猫が猫砂をたべてしまう大きな要因として、
②回虫
③猫の習性
④栄養不足
⑤他の病気
があります。
①猫の異食症
これは、ストレスが原因になっているケースが多いです。
栄養価値がない物を猫が食べるのは、特に1歳~5歳の若い猫にみられ、授乳の時期に親と離ればなれになってしまったケースが多いと言われています。
ウンチから排出されている場合はよいですが、大量にたべると臓器につまってしまう危険性があります。
同じ行動を何回も繰り返すのであれば、薬物治療が必要なケースもあるため、猫が猫砂を食べるのはストレスが大きく関係しているのでしょう。
実際に猫との時間を増やしてみたところ、猫が猫砂を食べなくなった症例もあります。
単独行動を好むので多頭飼いの場合も、落ち着かずにストレスがたまり猫砂を食べてしまうケースがあります。
猫1匹にたいしてくつろげる場所があるか見直したほうがよいかもしれません。
関連記事:子猫の親離れはいつ?母猫と過ごす時間の大切さについてまとめてみた
②猫回虫症(トキソカラ症)
まれにお腹の中に虫がいるため吐きだしたくて、猫砂を食べる猫もいます。
検査をして寄生虫がいれば、駆除する治療がおこなわれますが、改善しても食べてしまう習慣だけは残ってしまう猫もいるようです。
寄生虫は感染をしても症状が現れない場合もあるため、検便検査や定期的な予防が大切になってきます。
③猫の習性
猫は健康な場合であっても6割程度の猫が異物を食べます。
その中に「猫砂」も含まれますが、興味を持ったものはなんでも口にすると思うべきかもしれません。
猫が「これは食べ物ではにゃい!」と理解すれば食べる症状はなくなるでしょう。
猫砂の感触がお気に入りといった猫や、口に含んだら楽しくて面白いと固執する猫もいるため注意が必要です。
この場合は、おもちゃを新調するなどして、猫が違うものに興味を持つように工夫をしていかなければいけません。
④栄養不足
フードの量が明らかに足りていない、フードの栄養が偏りすぎている場合も考えられます。
対策としては、いつも与えているフードの量を多くする、おやつなどを与えるなどをしてた対策をしていきましょう。
猫が必要とする栄養素は「高タンパク・脂肪・ミネラル・ビタミン・水」です。
炭水化物(穀物類:トウモロコシ・米・イモ類など)は必要な栄養素ではないとされています。
価格が安いキャットフードほど、沢山の量を安く提供する必要があるので、穀物類が多めに入っている場合もあります。
遺伝子組み換え原料やカサ増しのために、危険な材料が含まれている可能性があるので注意が必要です。
⑤猫の病気
シニア猫に多い腎臓病・糖尿病・肝臓の病気などが原因で、猫砂をたべてしまうケースです。
病気のストレスから猫砂をたべる場合や、夜鳴きなどの認知症などによる嗜好の変化などが考えられます。
環境を変えることは逆効果のためトイレを変えるなどは控えましょう。
この場合は、治療方針が猫によって違うため、獣医師と相談をしながら決めていくのが猫にストレスがかかりません。
猫砂を食べしまったらどうしたらいい?
猫が猫砂を食べている姿を目撃してしまったら、チェックしなければいけないのは、
・体調はどうか
を見分ける必要があります。
猫のウンチは、食べ物を食べてから早ければ3~4時間後には排出されます。
1日2回程度ウンチをするといわれているため、猫砂が排出されているかチェックしましょう。
もしウンチだけでは分からないと思う飼い主は、
・ぐったりしていないか
・お腹をさわると怒らないか
・嘔吐をしていないか
・毛並みが悪くないか
が見分けるポイントとなってきます。
胃の中にたまると食欲不振などの症状が現れ、腸で止まり詰まってしまうと腸閉塞をおこします。
どちらも開腹手術が必要なため、排便チェックは念入りにしましょう。
猫によっては2年前に食べた物が消化せずたまっていたケースもあるようです。
不安なことがあればすぐに獣医師に相談をしましょう。
関連記事:猫の便秘予防と対処法まとめ
まとめ
昔の猫は、飼い猫であっても外に自由に行き来し、トイレも外の土で用を足すのが当たり前の時代もあったでしょう。
時代の流れで、室内飼いが推奨されるようになり、猫砂が開発されるなど猫の生活スタイルも変わりつつあります。
猫が猫砂を食べない対策は、病気ではないかチェックをして、猫とのコミュニケーションがとれているか生活の中でかえていくしか方法はありません。
猫砂を食べて飼い主に何かを訴えている猫も中にはいます。猫のSOSに気づいてあげてください。
飼い主が遊んでくれない餌が気に入らないなど、猫は些細なことでストレスがたまります。
猫砂を食べ続けるのは体に負担がかかるため、改善していきましょう。
猫砂を食べてしまう理由はこんなわけがあるんですね。現場を見てしまうととっても心配になります。砂を食べない対策や猫ちゃん自信へのケアをしっかりして対策していきましょう。
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