子猫の呼吸が苦しそう!原因や対処法などをご紹介します

犬はハァハァと口を開けて呼吸をしますが、猫は鼻呼吸する生き物ですので、普段は犬のように口を開けて呼吸することはまずありません。

もし、猫が口をあけて苦しそうに呼吸をしていたら・・・なんらかの病気、または、呼吸困難の前兆とあることが多いです。

特に子猫ちゃんの場合は、成長途中でもありますので心配ですよね。

今回は、猫が苦しそうに呼吸している場合の原因とチェックすべきことをまとめていきます。

猫が苦しそうな時に考えられる6つの原因

猫の呼吸が苦しそうにしているときは、主に

①熱中症
②心臓病
③肺などの異常
④鼻炎
⑤猫風邪
⑥緊張している

などが考えられます。

①熱中症

呼吸が荒いうえにグッタリしていたら、熱中症が疑われます。

ひどいときには、腰を抜かしてしまうことも。

夏場だけでなく、冬でも気をつけてあげなければなりません。暖房をつけていて熱中症になることもありますから注意が必要です。

お出かけするときには特に注意が必要です!気をつけましょう。

②心臓病(先天性疾患など)

症状が出るのは子猫がほとんどです。

子猫は、呼吸がもともと早くすぐ興奮しますので、わかりづらい場合もありますが、見極め方のポイントは開口呼吸しているかどうか、になります。

また、成猫の場合は、大人になってから症状が出ることもあります。

これには、心室中隔欠損症や心筋症など、さまざまな心臓病があります。

投薬、手術などの治療法がありますが、心臓に関することなので急いで処置をしなければならないケースの場合が多いです。

急いで動物病院へ連れて行きましょう。

③肺などに異常がある

病原菌に感染したり、外傷が原因で横隔膜などに傷がついたりすると、呼吸困難になることがあります。

また、人間と同じく気管支に炎症が起こり、気管支炎になると咳が続くことも考えられます。

④鼻炎

鼻炎によって息がしにくくなり、苦しそうにしている場合もあります。

・猫風邪
・ウイルス
・花粉
・ハウスダスト

などが原因となることが多いですね。

子猫の場合はまだ免疫ができたいない子もいるため、感染しやすいですね。

関連記事:目やにと鼻水がひどくなる原因は何?

⑤猫風邪

猫風邪は、呼吸が早くなる症状が一番出やすい疾患になります。

鼻水や発熱、目やに、食欲不振など、人間の風邪を似ている症状を起こします。

子猫のとき感染し重症化したすると、成猫になって免疫力が落ちたときなどに症状が出ることもあります。

原因は、ヘルペスウイルス、猫カリシウイルス、猫クラミジアによる感染症が考えられます。

鼻水などの鼻炎、また、結膜炎による目やになどの症状が慢性的に出ていた猫は、後遺症が残ってしまうこともあるので、早く治してあげることが大切です。

⑥緊張している

動物病院に行く時など、極度に緊張していると呼吸が早くなることもあります。

うちの子も、動物病院に行く時は口は開いていないものの、お腹を見るとけっこう早く上下しています。

緊張が解ければ通常時に戻りますが、緊張していそうなときはよく注意して見てあげるなど、気にかけてあげてくださいね。

また、このほかにも、飼い主さんの気づかないところでケガをしている、なんてこともあるかもしれません。

猫の呼吸でチェックすべき3つのこと

「猫の呼吸がちょっとおかしい」と感じた場合は、

①1分間の呼吸回数を数えてみる
②口で息をしていないか
③息の仕方

の3つのことをチェックしてみてください。

①1分間の呼吸回数を数えてみる

猫の呼吸は、普段(安静時)では、

子猫の場合 1分間 平均20~30回程度
・成猫の場合 1分間 平均20~35回程度

といわれています。

運動や遊んだあとや興奮しているときは、呼吸が早くなることがありますが、少し休んで落ち着くのであれば問題ありません。

ですが、個体差はありますが、普段より見るからに呼吸が早い、または、荒い・回数が多い場合には、病気やケガの可能性が考えられます。

②口で呼吸をしていないか

冒頭でも書きましたが、猫ちゃんはほとんどが鼻呼吸です。

口を開けて大きく息をしている場合、何かしらの異常が考えられるケースが多いです。

③息の仕方

息をしているときに異音がしたり、しゃっくりをするような息をしている場合は要注意です。

うちの猫ちゃんの場合、よくしゃっくりをするような息の仕方をしていたため、慌てて病院へ連れて行ったところ、心臓に病気があることが分かりました。

こういった細かなところもチェックしていきましょう。

関連記事:猫が嘔吐する原因と対策はどうすればいい?

まとめ

息の仕方はすべての猫ちゃんが同じわけではないですし、一人一人息の仕方も違います。

ただ、明らかに口を開けて息をしていたり、苦しそうにしている場合は危険なサイン。

普段の行動も含めて、飼い主さんでしっかり確認してあげたいですね。

ラス
ラス

苦しそうに呼吸をしている猫ちゃんを見るのは、とっても心配になります。

猫ちゃんの呼吸をチェックすることで初めて気づく病気もありますので、しっかりチェックしてあげることが大切です。

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